元プロレスラーのアントニオ猪木さんが一時期、好んで使っていたフレーズです。
米国ニューヨーク在住時、
アンソニー・ロビンズの啓蒙本を何処かで読んだらしい、というのは後で知りました。
ちなみに、猪木さんはかなりの読書家です。
で、問題は、問題だと認識するから問題であって、問題と思わなければ問題じゃない。
う~~~ん。
こんな問いかけをするNLP(神経言語プログラミング)という心理学を学び始めた当初、
まず思ったのは、これは好き嫌いがハッキリ分かれるジャンルだろうな、ということでした。
ちなみに、問題を一瞬で吹き飛ばすというこのNLPメソッド。
あとで中国の気功法「chi(チィ)」にもほぼ同じ手法があると知り、
ちょっとビックリでした(chiはいま私の結構お気に入りで、太氣拳にも一部応用中です)。
やり方はいずれも凄く簡単ですが、とりあえずNLP式を。
仮に今、あなたが何処かが痛いとか、会社がうまくいってないとか、
人間関係がまずくなってるとか、などなどの問題で悩んでいるとすれば、恐らく、
あなたの頭の中では
「どうしよう、どうしよう、どうしよう~!」
という小さな悲鳴が鳴り響いていることでしょう。
そんな時、NLPでは、今この瞬間ここで、
「何が見えているのか?」
「何が聞こえているのか?」
「何を感じているのか?」
「何の匂いがしているのか?」
「何の味がするのか?」
と、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚の5感に訴える問いを発し、それに集中します。
で、仮に近所の公園にあなたが今いるとすれば、さっきの答えは、
桜の木が見え、小鳥の声が聞こえ、涼しい風を感じ、
花火の火薬の匂いがして、口の中ではさっき食べたタコ焼きの味がする――などとなるでしょう。
すると、先述の頭の中で起こっていた悩みに関する
「どうしよう、どうしよう、どうしよう~!」
という内的対話が止まり、
気分がすっと楽になっていることに気付くはずです。
気分が楽になれば、良い案もきっと浮かびます。
単純に、別のモノに気をそらしただけじゃないのか?という突っ込みがあると思いますが、
それが狙いでもあります。
問題に縛られていると、その問題の本質は見えませんが、
一歩下がって見ると、展開はガラリと変わりますから。
※chiの原理もほぼ同じですが、機会があればいずれご紹介できればと思います。
昨夜のブログがちょっと怪しくなってしまったので本日はマジメに、と思ったのですが、
NLPそのものが元々怪しいジャンルという気も…。
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