K-1の危機 | 超人脳

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あなたの中に眠る”超人脳”に目覚めて頂きます
上善如水な身体のあり方•使い方から
慢性痛除去、メンタルケア、願望成就、発勁、不食、遠隔、幽体離脱まで







 

 先を見据える心の構えが必要だった。
なぜか? 

 6月25日。2011年のK-1がようやく開幕した。倒産説も流れる中、
地上波テレビの放送はなく、ユーチューブ、ユーストリーム、ニコ動で全世界同時配信された。
東京・代々木第二体育館ですら満員に出来ない現状や、スポンサーの少なさも画面からもうかがえる。

 スター不在の興業なのだから仕方ない。昨年に続き2回目の開催となる
日本トーナメント63キロ級でも、魔裟斗二世の期待が集まるHIROYAや前年王者・大和、
人気者・才賀らがトーナメントの早い段階で消え、牽引者不在を改めて浮き彫りにした。

 トーナメント優勝者は久保。スキルのやたら高い23歳だ。

『--- ベルトの感触は?
 久保 夢みたいでうれしいです』(←スポナビより)

 昨年決勝戦で敗れた悔しさから、
とんでもないほどの練習量を重ねたらしい。普通に好青年なのだが、
お客さんはファンタジーを体感するためにK-1に来ている。

 で、試合後のコメントを聞いていて思ったこと。
頂点に立つ人間としての心構えが、足りないのだ。
それがリング上での試合ぶりにも垣間見えてしまった。

 K-1存亡の危機の中、開催された今大会。
勝ちゃいいってもんじゃないのは、K-1中量級(70キロ)を立ちあげた偉大な先輩
魔裟斗を見れば分かるはずだ。参加8選手の中で久保は一番うまかったんだから、
ホントにモッタイナイ。

 ちなみに、
魔裟斗はスターになる前からリングを盛り上げるためのネタをいつも用意していた。
プロ意識の高さ。頂点に立つ以前から、
K-1というジャンルを引っ張る覚悟を、魔裟斗はすでに持っていた。

 大切なのは、準備。頂点に立ってから考える、じゃなく、
頂点に立った後のコトまで考えていてこそ、頂点に立つ資格が生まれるんじゃないだろうか。

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