アスコリピチェーノを桜花賞に送る黒岩陽一厩舎
開業12年の昨年、阪神JFで初GⅠを制し
先週の大阪杯でルージュエヴァイユを3着持ってきた
黒岩陽一厩舎
勢いがあるように見えますが
今年はまだ1勝
これまで重賞7勝していますが
2015年毎日杯 ミュゼエイリアン
2016年エルムS リッカルド
2019年紫苑S パッシングスルー
2022年アルゼンチン共和国杯 ブレークアップ
2023年ユニコーンS ペリエール
2023年新潟2歳S 阪神JF アスコリピチェーノ
2021年まで鳴かず飛ばず状態が続いていた厩舎が
2021年阪神JFでのラブリイユアアイズ2着を皮切りに
2022年ブレークアップが3年ぶりの重賞勝利
昨年はキャリアハイの重賞3勝でしたが
昨年のトータル成績は22勝でリーディング81位
2020年15勝 2021年25勝 2022年26勝 2023年22勝
正直あまりパッしない成績
レースレコードで勝ったアスコリピチェーノの阪神JF
馬自体は評価しなければならないと思いますが
厩舎としては正直、信頼に足る結果を残してきている厩舎
とは言えない状況です
何より気になるのは
2021年阪神JF2着で桜花賞直行した
ラブリイユアアイズが桜花賞18着惨敗の後
そのまま引退
ユニコーンSを0.5秒差で快勝したペリエールが
その後勝ち星なし
と成長力という点ではあまり期待できない
というのが実情
その中で考えればルージュエヴァイユは厩舎でも
ある意味異能の存在かも知れません
なによりも
中内田クイーンズウォーク
国枝ステレンボッシュ
木村チェルヴィニア
相手にしなければならない厩舎は強豪揃いの
今年の桜花賞
さらに関東馬には厳しい桜花賞
過去20年関東馬不振のジンクスを
うち破れた関東厩舎は
戸田博文
手塚貴久
藤沢和雄
国枝栄
高柳瑞樹
わずか5厩舎、現役で言えば4厩舎
3着までひろげても
鹿戸雄一、木村哲也、高橋祥泰、田中清隆、
田村康仁
黒岩厩舎の阪神実績が
馬としての能力は評価しなければならないものの
ここに入ると厩舎としては弱小感は否めない
黒岩陽一厩舎のアスコリピチェーノ