厩舎考察 森秀行厩舎 セントウルS編 | 人気薄推しのめったに当たらない馬券簿

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的中率重視の方は他の高的中率を誇る予想家さんの意見を参考にしてください。ここで紹介するのは、3着以内に届けばラッキー的な馬です。ご自身の軸馬の相手一角に入れておくと、ひょっとすると…w

ジャングロがセントウルS回避してしまったため

行き場を失った厩舎考察

セントウルSの考察には

全く役に立ちませんが

今後のご参考までにご覧いただければ…



セントウルSジャングロとジャスパープリンス

2頭出し予定の森秀行厩舎

 

坂路の鬼、ミホノブルボンの戸山為夫の

遺伝子を継ぎ

戸山為夫厩舎解散後転厩の

レガシーワールド、フジヤマケンザン、

ドージマムテキで一躍脚光を浴び

シーキングザパール

アグネスワールド

エアシャカール

ノボトゥルー

ノボジャック

などの活躍馬で一時代を築いた森秀行厩舎

 

ジャングロ、エヒトの芝重賞制覇は

実にネロの京阪杯以来5年ぶり

年間芝重賞2勝はキャプテントゥーレ、

ステラリード以来13年ぶりの森秀行厩舎

 

一時リーディング100位台と過去の栄光が

霞むような低迷ぶりでしたが

 
今年すでに18勝、リーディング34位
 
元々、預託は個人馬主メインで
馬主帯同で海外セリで高額馬を買って預託を受ける
というスタイルだったため、
マル外馬が主流から外れていくにつれ
成績を落としていったというイメージです
 
厩舎のスタイルとしては
1つの勝利あるいはより高い賞金を求め
関東だろうが、北海道だろうが、地方だろうが
海外だろうが、ところ構わず出走させる
そして、出走できるなら
未出走馬を弥生賞に出走させたり
実績のない1勝馬をUAEダービーに出走させたり
とにかく賞金が少しでも稼げるのであれば
どこへでも行くという厩舎スタイル
 
それは今も昔も変わりませんが
森秀行厩舎凋落の要因の一つは
先に挙げたマル外の衰退
そしてかつての主戦武豊の衰え
そしてもう一つは預託されていた個人馬主が
森厩舎もしくは競馬界から去ってしまったこと
 
そこで森秀行がとった作戦が
馬主になってくれそうなお金持ちを探す
という作戦
そこで掘り起こしたのが、
ジャスパーの加藤和夫さん
そしてサイバーエージェントの藤田晋さん
 
藤田晋、武豊、森秀行の3人の会食に
森秀行が馬主申請書を持って会食に臨んだ
ところからサイバーエージェント藤田社長の
馬主人生はスタートしています
 
その最初の預託馬ジャングロが無事
重賞を勝ちスプリンターズSの前哨戦に
駒を進めてきたという感じですね
 
厩舎の最大の特徴が
ほぼ個人馬主専用厩舎

 
クラブ馬、オーナーブリーダーはほぼいません
そのため、ぶっちぎりの1番人気になるような
馬もいません

この厩舎の10番人気以下は、ほぼ無理な馬です。
買わないほうが得策です。
 
そして、勝ち筋
あるいは賞金加算の見込みがあるなら
遠征はまったく厭わない
 
遠征のスキルだけは
おそらく他の厩舎を圧倒するスキルの持ち主です
この厩舎に限っては遠征で割引
というのは捨てたほうがいい
と思われます
 
そして出走自体、馬主目線なので
3着馬券圏内目標の出走よりも
賞金の出る掲示板内目標の出走が数多くある
ということを念頭に置いて
森厩舎馬券は買いましょう
 
さらに
通算勝利
中央で761勝ですが地方で252勝あげており
今年も中央18勝ですが地方で14勝
交流重賞だけでなく
出走できる地方にも数多く出走しているので
もはや中央のデータだけで判断できないレベルの
出走をさせています
個々の馬柱をチェックしましょう
としか言い様がありません
 
そしてもう一つの特徴が
騎手起用が独特
騎手起用だけ見ても
勝ち負けしに来たレースなのか
そうじゃないのかわかりそうなレベルです
とにかく遠征が多いため同じ騎手が乗り続ける
ことがあまりありません
 
とはいえ、ジャングロのような
上位レベルの馬は上位騎手固定起用なので
そこでの判断は難しいですが
エヒトのようなパターンなら
買いどころは絞りやすいかもしれません
 
今回セントウルSもう1頭出走予定の
ジャスパープリンスのほうが
戦歴も騎手起用もいかにも森厩舎
という感じではあります
 
勝ちもしくは賞金を求めてどこへでも遠征し
その馬の出走にあわせて騎手を手配する
そのためほぼ毎回違う騎手が騎乗する形になる
ことが非常に多い厩舎です
  
JRA所属調教師の中でもかなり異色な調教師
であることは間違いありませんが
馬券を買うにあたっては
そのレースを勝ちにきたのか
着拾いなのかを考えれば
割と絞りやすい厩舎ではあります
 
では、セントウルSはどうか

3歳ジャングロが古馬スプリント戦線の

一線級相手にどの程度通用するかは

走ってみないとわかりませんが、
ここはジャングロで勝ちに来たレースとみて
間違いないでしょう
 
でなければ、わざわざ
ジャスパープリンスを使う意味がありません
 
気性に問題を抱える
メイケイエール1頭潰すことくらいは
捨て駒を使えばおそらく簡単ですから
 
まぁそういう使い方をしてくるかどうかは
わかりませんが
少なくともジャスパープリンスの役回りは
ジャングロを勝たせるためか
ジャングロについていっての着狙い
のどちらかでしょう
 
メイケイエールもソングラインも
大目標がここではない
のであれば間隙を縫って勝ちに来たのは
間違いないでしょう
勝てるレースを拾いに来る
それが森厩舎
 
セントウルSの1着賞金と
スプリンターズS2着賞金
どちらが高いか
くらいの計算は間違いなくしているのが
森秀行の厩舎経営
 
これを念頭に馬券作戦は立てたいところです