厩舎考察 安田翔伍厩舎 帝王賞編 | 人気薄推しのめったに当たらない馬券簿

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的中率重視の方は他の高的中率を誇る予想家さんの意見を参考にしてください。ここで紹介するのは、3着以内に届けばラッキー的な馬です。ご自身の軸馬の相手一角に入れておくと、ひょっとすると…w

オメガパフュームを帝王賞に送る安田翔伍厩舎


父はトウカイテイオーの鞍上で

今や栗東の短距離王国 安田隆行調教師


 


安田隆行の次男で開業6年目

デアリングタクトの杉山晴紀

レイパパレの高野友和と同期ですが

開業時に父、安田隆行からオメガパフュームを

譲り受けたことにより

厩舎初勝利も初重賞も初GⅠもすべて

オメガパフュームが獲ってくれるという

現状ではダートのオメガパフュームと

芝のキングオブコージ頼みの厩舎






現時点の活躍馬でいうと
オメガパフュームとキングオブコージになりますが
オメガレインボーやクラヴェル
ユニコーンSに出走したハセドンなど
勝ちきれないが好走する
活躍馬を近年輩出しつつある厩舎です

オメガパフューム自身も昨年の東京大賞典で
引退の予定でしたが引退を1年伸ばしての
帝王賞参戦
そしてテーオーケインズとは
昨年の帝王賞以来の直接対決となります


厩舎自体まだ正味5年のデータなので

確定的なことはいえませんが
勝率、複勝率ともに高めで
年々伸ばしている状況



人気別成績も下位人気からの大幅な巻き返しは
少ないですが
ダート好走厩舎にありがちな人気通りに走る
傾向が強く1.2番人気の複勝率50%超えは
なかなか優秀な数字です

父、安田隆行厩舎との決定的な違いは
芝短距離で買えないというところ


ダートも中距離のほうが出走数も多く好走率も高い
一方、芝は中距離以上はある程度
数字が残せていますが、短距離はかなり
期待値が低いです

父、安田隆行厩舎は栗東坂路調教主体の厩舎
CWも使わない訳ではないですが
あくまで坂路主体
ですが、安田翔伍厩舎は坂路、CW併用
しており、その調教もわざと調教パートナー
よりも遅らせたり、調教パートナーの真後ろに
付けたり、色々な調教をやってくるので
それを見るだけでもどんな競馬を想定
しているのか、読むことができるので
安田翔伍厩舎の調教VTRは
なかなか興味深いです



そして
今のところ中山のダートだけは
全く結果が残せていませんが
関東遠征は相当得意にしているようで
関東遠征の複勝率はかなり高く
地元で勝てなくなった馬を
関東で走らせ勝たせている傾向があり
今のところ母数が少ないこともありますが
中山ダートだけが極端に成績が悪い
というのは今後、上がるのか
あまり変わらないのか
注目のポイントです

もうひとつの大きな特徴が騎手起用


今や横山典さんが上位にくる厩舎は
もはや専属の昆貢厩舎とここくらいです
しかも数字がやけに高いです
ポツン専用馬を典さんに託しているのでは
と疑うくらいの数字です
また、数は少ないものの三浦皇成が
この厩舎の馬では極端に成績が高い点も注目です
デムーロはほぼオメガパフュームの数字です


まだ開業間もない厩舎なので
良血馬がすぐに集まる訳でもなく
大半が個人馬主さんの預託です
この馬質で今の成績は
結構優秀な部類に入ると思います

また、まだ下位ではありますが
確実にクラシック戦線に所属馬を送り込んでおり
ノウハウを蓄積している段階なので
預託馬の質が上がれば躍進する可能性は
高そうな厩舎です

現状ではどちらかといえば
ダートを主戦場にしていますが
芝の数字も決して悪い訳ではなく
クラヴェルを中心に牝馬が割りと走っており
牡馬パワー型はダート
牝馬や瞬発力のある牡馬は芝
というような使い分けを
しているように思われます

とりあえず現時点の評価としては
割り人気通りに走るダート厩舎
ですが、先々躍進してきそうな気配のある厩舎
です

最後に帝王賞のオメガパフューム
目下絶好調の若いテーオーケインズに
逆転まで望むのは酷な年齢かもしれませんが
あっさり馬券圏外も考えにくいので
やはり人気くらいは走りそう
という評価が妥当ではないでしょうか