マーメイドS
荒れる重賞と定評の高い重賞のひとつです
基本、ここでしか勝たないあるいは勝てない
馬達のための重賞なので当然、毎年のように
荒れます
勝ち馬を振り返ってみましょう
2019年センテリュオ 4歳54kg
勝った馬の共通点は
牡馬混合2000m以上2勝クラス勝ちのある4歳馬
斤量は50.51kg
逃げか追い込みの両極端
1番人気で負けた馬の共通点は
4歳馬
斤量52kg 54kg
前走3勝クラス好走
今年、最も重い斤量を背負わされるのが
リアアメリア55.5kg 近走成績は振るいませんが
GⅡローズSとGⅢアルテミスSがあるため
最も重い斤量になります
逆に斤量が最も軽いのは
3歳馬ヴァンルーラーで48kg
ただし、この馬は1勝クラスまでの勝ち鞍しか
ありませんが
51kgヴェルトハイム、ステイブルアスク、
リノキアナとわずか3kgしか斤量差がありません
この3頭は前走3勝クラス シドニーTで掲示板に
のった馬達で
ハンデの話に戻り、
トップハンデと最軽量の差が7.5kg
先週の函館SS
ナムラクレアがキルロードに対して7kg
ジュビリーヘッドに対して6kgのハンデ差を
もらえていたにも関わらず
牝馬限定のここでは
3歳2勝クラスのヴァンルーラーと
GⅡローズS勝ちのリアアメリアとの
斤量差が7.5kgしかなく、シドニーT好走組との
ハンデ差はわずか3kg
一見ヴァンルーラーの48kgは恩恵のように
感じますが、ハンデ差という意味では
初めての古馬混合戦で
3勝クラス好走馬と3kgしか差がないというのは
恩恵が全くないと言っていいでしょう
そして今年のハンデ
まず斤量50kgの馬がいません
そして斤量51kgの馬はすべてシドニーT
掲示板内の馬達です
昨年から条件変更され、3勝クラス牝馬限定の
定量戦になりました
昨年、勝ったソフトフルートが54kgの斤量で
8着に敗れています
今年、このレースに負けて斤量51kgで出走
できる馬が3頭います
今年この3頭の活躍いかんによって
このシドニーT組が今後ここで買えるのか
買えないのかをきめることになりそうです
改めて言っておきます
シドニーTは3勝クラスですが牝馬限定の
定量戦です
上位人気の馬が負けた日経新春杯や京都記念
とは、かなりの格落ちレースです
例年荒れる重賞ですが
先に上げた通り、
過去の人気馬は3勝クラス好走で1番人気に
なっていたように、
実力に見合う人気ではなかったことも事実で
今年の人気上位の55kg組は例年よりも
メンバーが揃っているので
人気薄1頭くらいは馬券に絡んできそうですが
大荒れまではないんじゃないかと思っています
去年このレースを負けている
ソフトフルート、イズジョーノキセキは
斤量が同じである以上、去年以上の評価は
できません
ですが、
格上牡馬相手に好走しているクラヴェルや
55kgで3勝クラス勝っているルビーカサブランカ
などは、ここでも大崩れはなさそうなので
軽量馬が勝つなら2.3着は上位人気
かなと思っています