厩舎考察 国枝栄厩舎 オークス編 | 人気薄推しのめったに当たらない馬券簿

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的中率重視の方は他の高的中率を誇る予想家さんの意見を参考にしてください。ここで紹介するのは、3着以内に届けばラッキー的な馬です。ご自身の軸馬の相手一角に入れておくと、ひょっとすると…w

サークルオブライフと
エリカヴィータの2頭を送り出す国枝栄厩舎

下記、桜花賞時記載ブログに書いた通り
サークルオブライフもエリカヴィータも
確勝級まではいってないのは間違いないですが
今年も2頭の牝馬をオークスに出走させる
ところまで持ってくる
国枝厩舎の手腕はさすがの一言です

この厩舎の牝馬がコンスタントに活躍できる
最大の理由は
レースに悪影響を及ぼすような
牝馬特有の気性難馬が少ない
いてもあまりレースでそれを出さない
距離不安のある馬が少ない
この2点だと思っています

サークルオブライフもエリカヴィータも
この2点については不安はあまりなく
ある意味きちんと調教されている馬が多く
距離不安があまりないという時点で
ほとんどの馬がマイルまでの経験しかない
この時期の牝馬にとっては
大きなアドバンテージで
オークスにおける国枝厩舎は
2頭ともに軽視はできない存在です

ただ、2頭ともに前走が勝負レースでは
あったのは間違いなく
特にエリカヴィータは連対しなければ
オークス出走ができなかったのは間違いなく
2頭ともに上積みはあまり考えず
現状でどこまでやれるかを評価すれば
良いかと思われます。

昨年の桜花賞
サトノレイナスが1.31.1 上がり32.9で2着
アカイトリノムスメが1.31.3 上がり33.9で4着
今年の桜花賞
サークルオブライフが1.33.0 上がり33.3で4着
エリカヴィータは東京2戦ともに上がり34.0
とレースタイムは単純比較できないものの
上がりの速さ的には昨年の
サトノレイナスほどではないが
アカイトリノムスメと同等かそれ以上
という判断はできるかと思います。
ただし、距離不安はありませんが
キレ味勝負だとキレ負けする可能性は
少なからずあるので過信はできません

あとは2頭とも最終追い切りはウッド併せ
やるはずですので、そこでの状態面が
カギになると思います。


以下、桜花賞前掲載厩舎考察です

去年の桜花賞を覚えていますか

去年も国枝牝馬が人気を集めました

サトノレイナス

2着でしたが1頭だけ上がり最速の32秒台で

猛然と追い込んできましたが

ソダシには一歩届かずの2着


残念ながらダービー後の骨折が原因で

今年引退してしまいましたが

この馬に対する国枝調教師の評価が



順調なら、あのアーモンドに近づけた
とおっしゃっていました

目標レースに的を絞り
レースを使いながら馬を仕上げていく国枝厩舎
ですが、
例外となる馬が2頭います
それがアーモンドアイとサトノレイナスです
シンザン記念→直行桜花賞
阪神JF→直行桜花賞
アーモンドアイに至っては
その後もすべてGⅠ直行ローテ
使いながら仕上げてくる国枝厩舎としては
異例ローテーションです

この異例のローテーションと同じ道を選択したのが
去年のサトノレイナスでした

おそらくこの2頭は国枝厩舎内でも
別格だったのでしょう
GⅠを勝てると確信していたので
前哨戦を使う必要がなかったから
使わなかった
ということでしょう

アーモンドアイとサトノレイナスの桜花賞ラップを
見ればわかりやすいと思います


どちらも上がり3Fは異様です
特にアーモンドアイのラスト3~2F
サトノレイナスの最終ラップ10秒台は
過去に見た記憶がありません
並みの馬に出せるラップではありません

このレベルにあった馬を
あえて前哨戦に使う必要がなかった

もう1頭
阪神牝馬S出走のアカイトリノムスメは
4歳時少し早めですがステップレースの
クイーンCを使い
クイーンC→桜花賞→オークス
のローテーションで
チューリップかフィリーズレビューを使うと
オークスは4戦目になるので
クイーンCの賞金加算で桜花賞、オークスの
出走は確定的なので直前の前哨戦は
使わなかったということでしょう

まぁこのへんは裏でノーザンファームが
からんでいる可能性が非常に高いですが

では今年のサークルオブライフはどうでしょうか
アルテミスS、阪神JFを勝っているので
賞金的には桜花賞もオークスも
出走は全く問題ありません
が、チューリップ賞を使ってきました

実はこれが本来の国枝厩舎のローテーションであり
レースを使いながら目標レースへ仕上げていく
裏を返せば
アーモンドアイやサトノレイナスのような
確勝級の扱いではないということ

前哨戦も本番も勝ったり負けたりは
するだろうけれど
間隔が開き過ぎるのもあまりよくないので
前哨戦をひと叩きして
上積みがあれば本番でも好勝負してくれるだろう
という目論見だと思います

ただ、唯一の誤算は去年のサトノレイナスが
苦杯を舐めたのと同じ8枠に入ってしまったこと

あの確勝級のレイナスが届かなかったのと
同じ8枠にそこまで切れる脚はない
サークルオブライフが入ってしまった
これはかなりの誤算だったと思います

さらにその2つ外にレイナスほどではないにせよ
瞬発力はありそうなナミュールが入った
これも割引材料になりそうです

ナミュール的には不利な枠かも知れないが
大外の分、
マークされて内に閉じ込められるリスク
距離ロスはあっても進路を塞がれるリスク
はかなり減ったと言わざるを得ません
あとは外回して直線で届くかどうか
まぁ、その前にゲートもありますが…

有力馬が外に密集する形になったので
予想は難解です
人気どころでは一番内を引いた
ウォーターナビレラが一番どこで競馬をするか
わからない馬なので
展開も隊列も読みにくいのは間違いありません

一筋縄ではいかなそうな桜花賞の最終見解は
次号桜花賞の人気よりは走りそうな馬
で発表します

最後に国枝厩舎考察のまとめ

とにかく牝馬は要警戒
牝馬2.3歳戦では必ず押さえる
その馬のローテーションがカギ
賞金加算目的か権利獲りなら前哨戦で買い
すでに賞金のある馬の前哨戦は軽視
関東馬不利データを突破できるのは
現状では国枝栄厩舎のみ
(今年ここにキムテツが入ってくる可能性あり)
坂路追い切り時は軽視
南ウッド併せ、併入もしくは先着で勝負
確勝級は直行ローテ、これは必ず買い
牡馬は牝馬ほど走らないケースが多いが
4歳以降オープン入りした馬は人気薄で要警戒

という訳で
思い入れのある厩舎なので長くなって
しまいましたが
桜花賞のサークルオブライフは
確勝級まではいかないが桜花賞でも
勝ち負けにはなるタイプ
だが、桜花賞よりはオークスが向くタイプ
切れ味勝負ではキレ負けるするが
混戦、耐久力勝負ならこの馬の出番
という評価です

軸にまではしにくいが
軸に近い、必ず押さえなければならない一頭