今日は出版におけるWhenについてです。

 

 

「出版はいつのタイミングで出すのがいいでしょう」

 

という質問は結構受けます。

出版が決まると出版予定日を設定するのですが、

出版社がある程度決めるものの、最初はざっくりとしています。

むしろ、「いつ頃出せそうか」と聞いてくるかもしれません。

 

そこで最初の質問。

 

要するに「○月は売れるとかありますか?」というもの。

 

それに対する答えとしては

 

「基本的にはどの月でもほとんど変わらない」

 

です。

ダイエット本なら夏前、マナー本なら4月がいいなど

最低限ありますが、あくまで書店に置きやすいというレベルで、

その月に出したら売れる、売れやすいという程のものではないと感じています。

 

マナー本は新入社員が入るタイミングなので、

タイミングとしてはいいですが、それは出版社の人間が

そういう前提で発売月を設定してくるので気にしなくてOK。

 

ダイエット本に関しては、夏がベストのように思えますが、

正月でも、秋口でも売れるものは売れますし、実際売れています。

 

夏なら「水着を着るために痩せる」

秋なら「クリスマスまでに痩せる」

冬なら「今年こそ痩せる」

 

雑誌のダイエット特集と同じで、

痩せる理由はいつでもいいわけです。

 

それ以外に関しては、実際発売月はほとんど関係ないと思っていいでしょう。

 

出版が決まって「いつ発売するか」のwhenについては

ほとんど気にしなくていいレベル。

 

 

一方、大事な「when」があります。

 

それは、「あなたが出版するタイミングはいまなのか?」ということ。

 

出版したい人でよくあるのケースが、

起業したばかりで出版するというもの。

 

もちろん、それも問題ないのですが、

 

自分の中のコンテンツが煮詰まっていなかったり、

実績がまだほとんど出ていない状態だったり、

自分のビジネスの方向性が定まっていなかったり

 

する状態で出版というのはあまりおすすめ出来ません。

 

その状態というのは、出版するが極めて難しいからです。

 

やはり、ご自身のコンテンツに明確な価値があり、

ある程度のクライアントに対する成果や実績を上げていなければ、

出版する側からは

 

「本当にこの人大丈夫なの?」

「このやり方で効果が出るの?(実際出たの?)」

 

というツッコミが入ります。

出版社も出版する側としての責任が発生するため

当然です。

 

なので、自分が本を出すタイミングと言う意味での

whenは考えていきましょう。

 

具体的には、一つのビジネスを

短くても5年、できれば10年くらいやってから出版するがのいいです。

 

10年やれば、その道の専門家と認識されますし、

クライアント数や実績、やり方も構築されているはずです。

 

大事なのは、このやり方で特定の問題を解決できる(できた)ことに対しての

客観的な数字としての信頼感です。

 

自分が出版すべきタイミングなのか

焦らず考えてみてくださいね。