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本を書く人にとって重要なことがあります。
それはエクスキューズしないということ。
予防線を張らないということです。
何かを主張するということ、つまりは
自分の存在証明的な意味があるわけです。
つまりは、すでに常識になっていること、
誰もが知っているあたり前のことを主張してもしょうがないわけ。
だから自然と主張は、
「まだ他の人が言っていないこと」
「非常識なこと」
「新しい視点からの主張」
であるわけです。
その主張、もしくは主張を説明するときに
エクスキューズを入れる人が多くいます。
たとえば、
「~だと思います」
「~だと考えられるのではないでしょうか?」
「~かもしれない」
みたいな言葉が散りばめている人がいます。
その原稿を読んだとき、
「ああ、自信がないんだな」
と思ったります。
読者も当然、
「原稿の不正確な情報を元に主張してるんだろうな」
「この著者は自分がいってることに自信がないのか?」
と感じるはず。
だから主張を言い切る必要があります。
本はYesかNoで書くしかないのです。
白か黒か、
はっきりさせましょう。
自信がないなら書かない。
不正確な情報で言い切りができないなら削るか、正しい情報になるよう
しっかり調べましょう。
ときにかく、原稿において逃げの姿勢を感じ取られる文章はNGなのです。