おとなしいお嬢さま | TABI天使日記

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天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

実はブログ引っ越しでバタバタしてた最中、犬のお客さまが来ていた。

 

 

ご近所のリタイア夫婦が飼っている、シェルティとシーズーのミックスの女の子。夫婦が姪っ子の結婚式のため隣の州に出かけている間、うちでお泊りしていたのである。

 

確かにコートを触ってみると、このとっても細い毛はシーズーのアレだ。今は夏向き散髪にしているが、冬はもっともっと長い。

 

でも体高や半立ちの耳、キツネ顔はシェルティの血なんだろうな。だけどほとんど吠えなくておとなしく、私たち夫婦が庭仕事をしている間も、木陰にお座りして森の小鳥たちを眺めている。お隣の奥さんは感心して、「まあ、犬がいるとは思えない静かさねえ!」と言っていた。

 

とても厳しく躾されているのか、私たちのベッドに飛び乗ったり、カウチに座っている私たちの間に割り込んでくることがない。「おいでよ」と言っても、遠慮している。

 

飼い主さんによると、とってもデリケートなお腹なのでドライフードを朝一回ちょっと食べるだけだという。が、私たちがパンケーキを焼いて食べていたら「くれくれ」と寄ってくるので、ほんのちょっとあげたら大喜び。その後、とくに消化不良の兆候もなかったので、他にもバナナやリンゴなどを私たちと一緒に味わった。

 

小鳥だけでなくウサギやリスなどいろいろな動物がやってくる我が家の庭がお気に入りで、私たちと一緒にパティオで楽しい時間を毎日過ごし、満足しておうちに帰っていった。

 

飼い主さんは、「おいくらかしら?」と、ペットシッター料金を尋ねたが、私たちはお金をもらわないのだと断った。

 

これまでも、ずっとそうだった。

理由は、私たちは飼い主のためではなく、わんちゃんのために預かっているからだ。犬は銀行口座を持たないので、お金を払うことができない。だから、課金はしない。

 

後日、飼い主さんは、胡蝶蘭の鉢植えを持ってきてくれた。

 

 

私は園芸はもう何十年もやっているが、蘭は難しそうなので手を出したことがなかった。が、この胡蝶蘭は、一週間に一回アイスキューブを三個あげるだけで育つのだそうだ。

 

今、この花がキッチンを明るく照らしている。