サクラサク庭の桜が、ほころび始めた。今年は早い。去年は、TABIが亡くなるちょっと前から咲きだして、亡くなった日は満開だった。TABIは、私が桜の花が好きなものだから桜が咲く時期を選んでお空に昇ることにしたのだろうか。それとも、庭の桜が私達を不憫に思い、その日に花の盛りを見せてくれたのだろうか。その二か月ほど前に、不思議な夢を見た。私達夫婦とTABIとで、満開の桜並木をどこまでも歩く。今でも鮮やかに、そのシーンが心に残っている。いわゆる予知夢の一種だったのだろうか。TABIは今ごろ、お空でお爺ちゃんと一緒に花見だね。