体に良くないのよ。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-1114766/Iconic-British-Bulldog-scrapped-Kennel-Club-overhauls-breeding-rules.html
英国のケネルクラブが、ショーの審査基準を大幅に変えると発表したらしい。
とくに英国を代表する犬、ブルドッグの基準がかなり違う。それで、ブリーダー
たちから大変なブーイングだ。KCは「ルックス重視で繁殖し続けたため
遺伝的疾患の多い犬が増えたので、これからは健康重視でいく」って言って
いるが、BBCがスポンサーを降りたのが痛かった、というのがホンネ。
アジリティ仲間で獣医のLizが言ってたけど、ブルの子犬は高く売れるので
繁殖したい、という人がたくさんいるんだそうだ。そういう人には、「あら
そう、がんばってね。ブルの飼育にはお金がかかるから」と説明してやると
みんな肩を落として帰っていくそうな(笑)
もともとは闘牛用に繁殖された犬であったが、ルックス重視でどんどん奇形化
したため、今ではとてもじゃないが闘牛どころか日中の散歩でさえ注意しないと
熱射病であぶない犬になってしまった。カナダのドッグショーでも、ショー
会場で暑さで死んでしまったブルがいた。シワの多いのが好まれるが、
そのために呼吸障害が起こりやすく、寿命も十年に満たない。
ブルの胎児は母の胎内ですでにあの頭ができるそうで、当然、頭が大きすぎて
ひっかかって出てこないので帝王切開になる。しかし短頭の犬は麻酔に弱く、
手術中に死亡することが少なくない。うまくいったとしても、術後に肺炎で
死ぬ母犬が多いという。Lizは言った。「すごい苦労してお金かけても
母子ともにうまくいくケースは少ないのよ。だからブルの子犬は高いの。
お小遣い稼ぎに繁殖するつもりなら、割に合わない」
それでもブリーダーたちはやり方を変えないだろうな。
記事中にもあるが、大体KCのジャッジ自身がブリーダーなんだから、基準
を改めたところで盗人に取り締まりをさせるようなものだ。
笑ったのが、「肥満のラブラドールもダメ」という一文(爆)
それを言ったら、みんな…