とんだおみやげをもらってきてしまった。
TABIがしきりに頭を振るので、耳の感染症かと思い獣医のもとへ。
なんと!耳の中に大きなティックが9匹も!右の耳に4匹、左に5匹。
薬漬けになっても、まだ手足を動かしている。血を吸って肥え太り、肉眼でも
よく見える大きなティックだ。耳を好んで攻撃する種類らしい。
この種のティックはこのあたりに生息せず、カリフォルニアに多く発生すると
いうから、間違いなくカリフォルニアで拾ってきてしまったものだ。
あれから一月半もの間、あの子はよくもまあ我慢していた。カリフォルニアは
ティックが多いから、私たちも注意して毛皮の間などよく探したのだが、
耳の中奥深くに潜んでいたとは。
獣医が言うには、まだ一匹赤ちゃんがいたらしいが、鼓膜に近いので取りきれ
なかったそうだ。卵を産みつけた可能性は高いし、ティックを殺す薬を使う
必要がある。そう、フロントライン。こんなもの絶対に使いたくなかったのに?!
でもこの際、仕方がない。さらに、ティックに咬まれて傷だらけの耳の内部
を治すために、洗浄剤と抗生物質の塗り薬ももらう。
ライム病の症状は今のところ出ていないが、来週また診察の予約があるので、
その時に血液検査のことを聞いてこようと思う。
全く、とんでもないカリフォルニア旅行のオチであった。