今日はいつも散歩にいく野原が、長い塀で囲まれていた。
開発が進むこのあたりでは、周囲の空き地がみな買い取られて新興住宅や
ショッピングセンター、大病院などに姿を変えていく。その野原も、ちょっと前
までブルドーザーが地面をならしていた。近くの公園への近道なので、よく
そこを通って、TABIは土建屋のおいちゃんたちにかわいがってもらったものだ。
でももう、高い塀のためにそこへは入れない。
仕方なく、遠回りをしてもう一つ先の野原へ行く。そこはもっとワイルドな
空き地で、狐とか野うさぎがはねている。ここはさすがにまだ家を建てる
どころの段階ではない。まだまだ遊べるね。サボテンさえなければ完璧だが。
夕方、おなじみのペットストアへオヤツを買いに行く。
オヤツは二の次で、TABIはここの店員さんにかわいがってもらうのが好きだし
店員さんも楽しみにしてるので、口実をつけては寄る。店内にいる猫と遊ぶ
のも楽しみらしい。今日は、TABIの大好きなスパイラルとブーリーを買った。
TABIは「今日はブーリーがある!」とばかりに夕ご飯に口をつけない。
夫は「わがまま言うやつは飯抜きだ」と怒っている。なんか人間の子供みたい。
「ケーキ食べたかったら、ご飯をちゃんと食べなさい」みたいな(笑)
とりあえず渋々ご飯を食べたTABIだが、夫は今日はブーリーをあげないつもり
らしい。TABIは、「ねえ、ブーリー買ってきたでしょ、ちょうだいよ、ねえ」
としつこい。でも、ダメなものはダメ!
このブーリーなるもの、なんと実は乾燥した雄牛のおチンチンなのだ。
犬は知ってか知らずか、狂喜乱舞してかじることかじること。
美味しいんでしょうね。きっと。