今年最後のヘアカットとエステへ。
ネイルをやってくれたAmyが、「あら、これは?」
右手の甲に赤紫色のアザ。火曜日にパーティーに行った先で、そのお宅の
ボーダーコリーに噛まれた跡だ。日にちがたって色が濃くなってしまった。
これは全く私の落ち度だ。相手がBCだということをすっかり忘れていた。
その時、夫は私が犬たちのために焼いたレバーブラウニーの袋を手に、まず
年上の雑種犬に食べさせていた。私は、彼女の隣でおすそ分けを待つBCの豊かな
襟毛をなでていた。夫が一切れをBCにくれようとした瞬間、彼女は目にも留まらぬ
速さで牙をむき、私の手に歯を当てたのだ。
彼女のメッセージは明らか。
「Leave MY treat alone, YOU BITCH!!!」(ちなみに、個人的な見解だがBCが
人間の言葉をしゃべったら絶対にこういう下品なすれっからしの英語だと思う。
ゴールデンなら多分「Excuse me?」って困った顔で見つめるだけってかんじ)
BCは、キング・オブ・resource guardingだものね。
うちの子みたいにおっとりしたおトボケ犬を飼ってると、BC相手にたまにこういう
「事件」がある(笑)。レトリバー飼いの知人も同様のことを言う。
それに比べるとBC飼いの面々はこういう犬の叛乱が日常茶飯だそうで、
慣れているし常に神経をとぎすまし万一に備えている。犬以上にキツイ性格に
どんどん変わっていくようだ。ストレスが溜まって短命に(人間の方がね)
終わるのではないかと心配だが。
彼らの努力には全く頭が下がるが、私がそれ以上に驚くのはBC飼いは一頭目で
懲りるどころか続けてBCを飼うケースが多いことだ。アジ競技の知人も、三頭目
になるBCの子犬を夏の競技会に連れてきて、あちこちまわって社会化訓練してた。
先の二頭のdog-dog問題で苦労したからね。「Border Collies are bad enough」
って言ってたけど、わかっててまたなんで…という気も。
あれってもしかすると、激辛ラーメンを初めて食べたときは「もう二度と!」
と思うんだけど、だんだん慣れると平気になってさらなる刺激を求めるようになり、
超激辛を注文するに至る…みたいなものか?
よくわかんないけど、うちの子は見た目はBCだが中身はパープリンでとぼけた
レトリバーな雑種で、ほんっとに良かったわ。