先週発売になった神田昌典著『2022』(PHPビジネス新書)を読みました。

著者の今までの本を読んでいる人にも、初めて読む人にも、そうとう面食らう内容だと思います。未来予測を含む内容に同意するかしないかは別として、身の回りの人と話し合うきっかけとして最適だと思いますし、もし身の回りにこうした話題を話し合える人がいなければ、Facebook等を通じてそういう人と出会うことが必要だと思いました。

本書の中で、17歳、25歳、35歳、45歳の人との想定会話が出てくるが、若い人へのメッセージは明確です。特に、著者の子供にあたる世代に向けた、①海外留学(まず英語、そして中国語)、②被災地などでのボランティア体験、③優秀な人材が集まる場所で空気を吸うこと、は異論の余地がないと思います。

一方で、40代以上へのメッセージは、弱い感じがします。これは、著者自身がまだ40代なので、経験を十分に踏まえて自信を持って言い切ることができないのかな、と思います。最近、「50代でしておきたい17のこと」まで書いた本田健さんの例でも、若年向けに比べて40代、50代向けは中身が薄いのは、40代が主体の自己啓発系著者の本の限界かと思います。

なので、ぜひ、現在50代~60代の人に、神田さんのこの本を読んで、返歌として40代や50代に向けたメッセージを発信して欲しいと思います。

あと、著者は言いたいことを全て出し切ったと書いていますが、出版物である以上、やはり色々おもんばかって書けなかったこともあると思います。なので、読者は、むしろ「書いていないこと」を推察しながら読むと面白いかも。そしてそれを身の回りの人と話し合うことができれば最高です。


「書けなかったこと」について私が真っ先に想像するのは、天皇制についてです。

日本に主眼をおいた未来予測、そのために70年前、140年前を振り返ったときに、「天皇」や「皇室」という言葉が全く出てこないのは不自然ですから、これは著者か出版社が自粛したと考えるのが妥当でしょう。太平洋戦争敗戦や明治維新で大きく変化したのが天皇の位置づけであり、この2つの出来事がなければ現在の象徴天皇制は生まれていない訳です。70年周期を想定する著者の考え方を取れば、当然、今回(2015年)も、天皇制が今では想像できないほど変化しうることが予想されます。

70年前、140年前から更に1周期さかのぼった1800年頃には、天皇家の系譜が大きく変わる出来事(後桃園天皇の崩御に伴い、「遠い親戚」というくらいの繋がりの光格天皇が即位)がありました。1700年代には現在まで最後の女性天皇(後桜町天皇)の在位もありました。

私は右翼でも左翼でもありませんが、2022年までに、皇室をめぐって何が起こるか、ワクワクします。

TPPのニュースをTVで地図付きで見ていました。

あぁこれは、米国による中国包囲網なのだな、と感じました。



        TPPの参加反対という人が、日本の食料自給率の問題を挙げていますが、
        そういう人は、3月11日の東日本大震災直後の牛乳不足を思い起こして
        欲しいと思います。

        あの時、(その後の福島県は別として)乳牛が死んだ訳でも農場が
        なくなった訳でもないが、牛乳を詰める紙パックの製造・流通が
        できなくなって牛乳がコンビニやスーパーから消えました。

        食料自体があっても、詰める・冷やす・運ぶ、工業製品がなければ
        自給はできないことを考える必要があると思います。



猪瀬直樹著「昭和16年夏の敗戦」を読んでいて、
太平洋戦争初期の日本が、開戦前から米国の石油禁輸に苦しんでいたところ、
インドネシアの油田を襲撃してほとんど無傷で手に入れ、あり余るほどの
原油生産が可能となったが、油田地帯から日本への輸送船がことごとく米国軍の
爆撃や潜水艦攻撃で沈められ、圧倒的な敗戦となったことを知りました。

中国は、経済力・外貨準備を背景にアフリカで鉱山資源等を押さえにかかっていますが、
結局これも輸送のルート(特にインド洋)の制海ができなければ、いざというときには
輸送ができずに孤立することになるのか、と思いました。

(まあ、中国人の金持ちは国を死守するより一族で海外に逃避することを真っ先に選ぶでしょうが。)


...そういえば、TPPをTTP(徹底的にパクる)と間違える人が時々います。

ポール・シーリィさんの2日間のフォトリーディング最先端&リーダーシップ(transformational leadership)講座に参加しました。

大きな驚きと感動が色々ありました。

180名ほどの参加者を中心に、来年に向けてFacebookを交流ツールとするコミュニティ、Dragon Memeが発足しました。DRAGONは、6単語の頭文字を取ったものだそうですが、やはり直接には竜・龍を連想します。来年は辰年ですし。

さて、現代を幕末・明治維新期に喩える見方も多い中、龍と言えば坂本龍馬です。龍馬の果たした役割は色々ありますが、反目していた薩摩藩と長州藩を結びつけたことが反幕勢力の結集→大政奉還へとつながったことが最大のものかと思います。

現代は内戦に近い状況であった当時とは異なりますが、社会を変えたい、と思う人たちが多く存在し、そして多くはバラバラに活動しているという点では似ています。

昨日、隣に座った方は、フォトリーディングは9月に始めたばかり、もともと勝間塾の受講生で、勝間和代さんがフォトりの講座を開いたので受講し、それがきっかけでポールさんの講座にも参加することにしたそうです。実は目を怪我してしまって視力のバランスが崩れ、普通に本を読むことは疲れてできないが、フォトリーディングだと読めて嬉しいとおっしゃっていました。

勝間さんのフォトリーディング講座開講については、「正統派」インストラクターの方々から見て微妙な感情があると理解しています。勝間さん自身はフォトリを実践しているものの、十分なインストラクティング技術を習得しているとは言い難いから(いわば「自己流」だから)だと思います。

しかし、それにより、正統にフォトリを受講した人でもちょっとハードルの高い時間と費用のかかるポールさんの特別講座に少なくとも1人の参加者が加わったことも事実です。

小異を捨てて大同につくことで、現在バラバラな「自己啓発」「社会貢献」「変革」「リーダーシップ」の実践者が集合することができれば、本当に大きなうねりを作り出すことができると思います。

そのための「龍」がDragon Memeから生まれでることができると信じています。