山本 熱史のブログ -2ページ目

2 ライブのブッキング

ツアーミュージシャンの場合

連日ライブを入れている人もいるが

最初からそううまくいっているわけではない


初めての地域ではトンボ帰りもやむない

ただし、ライブ前後の日程を空けておこう

友達に会ったり、他のライブハウスを訪問したり。

これは遠征ライブのやり方 大阪1日目、2日目でも書きました


https://ameblo.jp/superpicker/entry-12868577952.html


https://ameblo.jp/superpicker/entry-12868885100.html


また、お金を払ってやるオープンマイクや

多数組の演奏会イベントに出ても良い。

最近はそればかりやってる店も少なくない

ライブの集客が難しくなっているから

やむを得ないことなんだろう

ただし、あくまで自己PRとしてやる事

ライブとは一線を引いておこう


いずれにしてもライブだけやって

トンボ帰りはだめ

必ず次につながる遠征にしよう!


さて、実際のライブブッキング

なるべく週末にやりたいのはやまやま

しかし、お店の状況も考えよう

また、どれだけ集客が見込まれるのか?


ライブバーやライブハウスなどのように

ライブ主体の店はライブをやってなんぼ

なるべくライブを入れたい

しかしながら、飲食主体で時々ライブをやっているような店はライブをやることで

お客さんが少ないなら通常営業の方が儲かる

特に週末は常連客のために空けておきたい

という考えがある


以前、遠征先でワンマンライブの当日、

常連のお客さんが見えて

「なんや今日ライブかいな、山本熱史?

知らんなぁ、ほなまた来るわ」

と言われてしまったことがある

お客さんを呼ぶために

ライブを開催しているのに

ライブが足枷になってしまっている

そうかと思えば「今日は埼玉から来られて

いいライブがあると聞いて来ました、楽しかったです。今度来られたら、また来ます」と言ってくれる常連さんもいる

いろいろあって単純に行かないところも

遠征ライブの魅力

お店のマスターと気心が知れていれば

いちいち一喜一憂することもない

ライブはお店との共同ビジネス

お互いがwin winになるように考えよう

その上で日程等を相談しよう


1遠征先の選び方

なるべく自分のジャンルに

合った地域を選ぶことも大切ではある

例えばブルースは関西だとか

しかし、最近はどの地域もそれなりに

いろんなジャンルが溢れている


地域よりもライブハウス

ライブバーのジャンルに合わせよう


オールジャンルという店も結構多いが

自分の得意ジャンルの専門店の方が

受け入れられやすい


お店のホームページのライブスケジュール

を見れば、どんなジャンルのミュージシャンが多いかわかる


例えばVo. Pf. Ba.などとメンバーの表記がある場合はジャズバーの可能性が高い

アコギ弾き語りではソロライブのスケジュールになっているはず。

出演しているミュージシャンが有名かどうか

アマチュアが多いかどうかなどもチェックポイントになる

ノルマやチャージバックのことが書いてあれば、自分のレベルに合うかどうかがわかる


気になる店が有ればライブのない日に

とにかく行ってみよう

その際、必ず電話を一本入れてから行くこと

急遽、休みだったり

閉店になっていることもあったりする

そして、一度マスターと

しっかり話し合って見ること



自分の演奏スタイル、好きなアーティスト

活動状況や集客の具合などを話し、

逆にその店ではどのよなミュージシャンが

出演しているのか、お客さんの入り具合は

どうかなどざっくばらんに聞いてみよう


先ずはマスターと仲良くなることが大切です

ここが上手くいかないと長続きしない

大事なポイントです


1回で上手くいかないときもありますが

遠い地域ではそう何回も行けない

店側もわざわざ遠くから来ているのを

わかっているはず

1回目で手ごたえがなかったり

手ごたえがあっても

2回目でダメならあきらめよう

パフォーマンスできる場所は

他にいくらでもある

受け入れてくれるところが

必ずあるはず

自分と同じようなミュージシャンが

ライブしている店を当たってみよう

SNSやHPの告知欄も参考にしよう

仲のいいミュージシャンなら

直接聞いてみよう

教え合ったりできればなおいい

ひとつ拠点のお店が出来れば

そこから拡げて行こう

夢も拡がって行くはず

がんばろう!

ギターを背負って地下鉄に乗っていると

いかにもこれからライブしますと

言わんばかりだろう へへへ


と思っているのは自分だけ

周りの乗客は誰も おまえなんか知らん

ギターを見ても邪魔なやつとしか映らない


有名ミュージシャンなら

皆んな振り向くだろうが

超無名ミュージシャンが泣こうが叫ぼうが

誰も無視


現実はそうなんよ

SNSでライブ告知ばっかり流しても

知らんやつのライブなんか誰が行くか


地道に行こうよ

友達が1人、また1人

そうやっているうちにファンが増えてくる


人はデジタルではない

生身の人間だ

ライブもデジタルではない

生演奏なんだよね


ネットやSNSは便利だけど

生には勝てないね


大阪3日目、夜のライブの会場「大きな輪」は

SNSなどほとんどやってないライブバーです


今回初めて演奏するので

詳しくはわからないけど

人と人とのリアルな出会いを大切に

しているんだろうな〜


なぜここで演奏することになったかというと

以前、演奏したライブバーのマスターの紹介

なんですね


そのマスター、すごくいい人で

そんないい人の紹介ならいいお店で

いいマスターに決まっとる

と思いつつも

前回、大阪に来た時に

多少の不安を抱えながらビルの5階の店へ

1曲歌わせてもらったのがきっかけに

なって、今回のライブに繋がりました

やっぱりいいマスターだった


対バンは口石和人さんと田中浩一さん

マスターの田村さんに設定していただいた


お二人ともバリバリの大阪ミュージシャン

とっても濃いい

大阪ではこういうのが受けるんだろうなぁ

口石さんが関東以北には行かないといっていた意味がわかる

たいへん勉強になりました


ライブ前のリハ中に

昼のライブに来てくれたお客さんが

また来てくれた

1日2回も来てくれるなんて感激です

そしてリハが終わると一昨日

焼肉パーティーで一緒だった友人が

友達を連れて来てくれた

感謝感激だなぁ







ライブ後はお客さん達と

今年いっぱいで解体となる美園ビルへ

マスターともいろいろ話したかったけど

お客さん優先だからね


有名なミュージシャンは

ライブやります告知だけで満員になる

ではどうしたら有名になれるか?

音楽業界デビューが難しければ

今はネット時代だから

YouTubeなどでも有名になれる

売り物はそれぞれ違うから

それぞれのやり方があるはず

やり方はそれぞれ模索して行こう

ただし、ネットで生演奏は売れないから

そこは工夫が必要なところ

つまるところネットは便利だけど

所詮デジタル

人はデジタルではない

おいらの人生もデジタルではない

良く考えたら、お客さんだって生身の人間

最終結果はデジタルではダメだと思う

なら、どうやる?

走りながら考えよう!