《アコギ弾き語りライブを目指す方へ》 カポの使い方 5 | 山本 熱史のブログ

前回はカポはなるべく使わない方が良いということをお話ししましたが

全てカポなしでやれという意味ではありません

カポを上手く使いましょうということです

さてカポを使う理由とは

まずは以下の4つから考えてみましょう


1カポを使うと 伴奏がしやすくなる


2カポを使うと

簡単に自分の歌のkeyに変えられる


カポを使うとイントロ 間奏 エンディングが弾きやすくなる


4カポを使うとライブ演奏の中で曲に変化を

つけることができる



まずは1について


これからライブをしたいと思われる方は

当然 ベースランやリズムカッティングなどの基本テクニックは身につけておられるということを前提として話を進めます


弾き語りではギター1本がバックバンドの代わりになります

バックバンドと言えばベースとリズムギターとドラムスなどがありますが

とりあえずベースとリズムギターに関して

いかにアコギ1本でこれらの代わりをするか?

ベースは56弦辺りを

リズムギターは34弦辺りを

上手く使いたいですね


例えばDkeyの曲を弾くとき

以下のフォームでアルペジオや交互ベースランなどの指弾きをするとします



5弦6弦が使えないので

Dのルート音は4弦の解放弦を弾くことになるのですが    さてどうでしょう?

曲にもよりますが

4弦では音が軽くないですか?

またリズム部分でも23弦を弾くのでは

重厚感が出ませんね



そんな時2フレットにカポをつけて

Cのコードフォームにした方が5弦のルート音を使うことができるので曲の雰囲気はガラッと変わります


写真のようにC/Gにすれば6弦も使えるので日本でいうスリーフィンガーやギャロッピング(本場アメリカではそんな呼び方はしません)には有利ですし ストロークでもベース音が充分に出せますね




そうです弾き語りでは56弦を弾いて

いかにしてバンドのベース感を出すかが

カギとなるのです

そのためにカポを使って56弦を弾きやすくしましょう!

ベースが効いた伴奏は歌いやすいです


ただし ここで確認していただきたいのは

Cのkeyの場合は

逆にカポは要らないということです

Cで歌えるならそれでいい

どうしてもDの1音高いkeyで歌いたい場合

にカポを使うと良いということになります

この辺は次回に詳しく説明します

              つづく