前回はカポはなるべく使わない方が良いということをお話ししましたが
全てカポなしでやれという意味ではありません
カポを上手く使いましょうということです
さてカポを使う理由とは
まずは以下の4つから考えてみましょう
1カポを使うと 伴奏がしやすくなる
2カポを使うと
簡単に自分の歌のkeyに変えられる
3 カポを使うとイントロ 間奏 エンディングが弾きやすくなる
4カポを使うとライブ演奏の中で曲に変化を
つけることができる
まずは1について
これからライブをしたいと思われる方は
当然 ベースランやリズムカッティングなどの基本テクニックは身につけておられるということを前提として話を進めます
弾き語りではギター1本がバックバンドの代わりになります
バックバンドと言えばベースとリズムギターとドラムスなどがありますが
とりあえずベースとリズムギターに関して
いかにアコギ1本でこれらの代わりをするか?
ベースは5〜6弦辺りを
リズムギターは3〜4弦辺りを
上手く使いたいですね
例えばDのkeyの曲を弾くとき
以下のフォームでアルペジオや交互ベースランなどの指弾きをするとします
5弦6弦が使えないので
Dのルート音は4弦の解放弦を弾くことになるのですが さてどうでしょう?
曲にもよりますが
4弦では音が軽くないですか?
またリズム部分でも2〜3弦を弾くのでは
重厚感が出ませんね
そんな時2フレットにカポをつけて
Cのコードフォームにした方が5弦のルート音を使うことができるので曲の雰囲気はガラッと変わります
写真のようにC/Gにすれば6弦も使えるので日本でいうスリーフィンガーやギャロッピング(本場アメリカではそんな呼び方はしません)には有利ですし ストロークでもベース音が充分に出せますね
そうです弾き語りでは5〜6弦を弾いて
いかにしてバンドのベース感を出すかが
カギとなるのです
そのためにカポを使って5〜6弦を弾きやすくしましょう!
ベースが効いた伴奏は歌いやすいです
ただし ここで確認していただきたいのは
Cのkeyの場合は
逆にカポは要らないということです
Cで歌えるならそれでいい
どうしてもDの1音高いkeyで歌いたい場合
にカポを使うと良いということになります
この辺は次回に詳しく説明します
つづく