桜島号夜行(西鉄便)鹿児島行 乗車記 | しろはな旅行日記

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 こんにちは。2018年4月14日に西鉄高速バスの桜島号夜行に乗車してきました。

 

 

 桜島号は福岡と鹿児島を結ぶ高速バスです。西鉄をはじめ、南国交通・鹿児島交通グループ・JR九州バスと共同で運行しています。夜行便もあり、現在は西鉄とJR九州バスで運行されています。


 先日の乗車は、実は「惜別乗車」でした。というのも西鉄夜行便で使われていた車両が他の車に置き換えられるからです。

 もともと西鉄便は「西工」車両で運行されていました。しかし、さぬきエクスプレス福岡号の西鉄撤退による車両の余剰により、純正のエアロクイーンにその役目を譲るのです。その為惜別乗車しました。

 

 

 やってきたのは始発地の西鉄天神高速バスターミナル6番乗り場。時間までバスを待ちます。モニターにもしっかりと「夜行便」と表示。

 

 発車10分前にバスが乗り場へやってきて予約確認。済ませて乗り込みます。


 幕は「桜島号各停」でした。夜行幕などは特にないそうですね。

 

 平らなリアに描かれた夜行のマーク、テールライトが美しいです。

 

 軽く撮影して車内へ。西工独立3列の良いところは、AB間とBC間の座席の幅がほぼ同じという所です。純正は3列独立であっても片方に偏っていますからね。非常に助かります。

 暖色のライトが高級感を醸し出しています。夜行バスでよくあるこの色のライト、かなり好きです。

 

 トイレ真横の7B席に乗車。中央のB席は初めてです。

 

 定刻の23時40分に天神を発車。乗客は数人しかおらず、大半は博多からの乗客でした。


 乗車して驚いたのが、自動車内放送があったことです。放送でちゃんと「夜行バス」と言っていました。こんな放送もあるとは…! 乗務員さんによる肉声の案内もあり、久留米ICを過ぎて消灯となります。休憩はありません。

 

 真っ暗な車内の中、エンジン音と揺れを堪能しながら就寝。いつのまにか夢の中へ…

 

 朝起きるとバスは鹿児島中央駅を過ぎた後でした。これもまた驚いたことに、テレビ画面に次の停車停留所が表示されてありました。使っていないテレビがただ置いてあると思っていたので(^^;

 昼行便と同じデザインですね。


  そして定刻の約5分前に鹿児島本港に到着。お疲れ様でした。

 

 バスは乗務員さんが車内点検を行ってから発車します。それまでマニアにとっては撮影タイム(^^; 同業者の方も何名か乗られていたようです。乗務員さんも自ら運転してきた車両をしみじみと眺めておられました。愛された車両だったのですね。

 

 スナップ的な感じでテールライトなどを部分部分でパシャり

 

おなじみの白夜行のマーク

 

 数日前までは、ここにトロピカル号もいました。トロピカル号は運行休止、桜島号夜行は車両変更。この並びはもう見られません。寂しいものですね。

 トロピカル号については→トロピカル号鹿児島行き 乗車記を参照。

 

 数分後にバスは出発。待機場所となる鹿児島交通の車庫へと回送されていきました。

 夜間の走行お疲れ様でした。

 


【乗車しての感想】

 今回生まれて初めての西工車による夜行便でしたが、今まで乗車した中で一番快適な車両でした。(色んなマニアの方々が西工夜行は良いと言う理由が分かりました笑)

 冒頭でも記載しましたが、A席とB席・B席とC席の間が等しいのです。これは端の人も移動がしやすく非常に良いデザインだと思います。A席の人が座席を移動する時、基本中央の席を跨いだりと迷惑をかけてしまいますからね。

 先代はシートもメーカーと一緒に作ったりしたそうで、乗ってみたかったですね…

 残念ながら福岡を2018年4月18日に出発する便からエアロクイーン(4403号車)に変わったとの事で、良さをもう堪能することは出来ませんが、最後に乗車できて非常に良かったです。お疲れ様でした。



【乗車車両データ】

西鉄高速バス

4012

KL-MS86MP

福岡200か2866