今日、職場からの帰り道、細い地下鉄の入り口の階段を上ってくるおばあさんがいました。

二人がすれ違うだけでいっぱいいっぱいの細い階段で、若者に追い抜かされつつ、上ってくるおばあさん、私とすれ違い際、踊り場で立ち止まっていました。ふと見ると、酸素ボンベをつけている。辛そう。

 

すたすたと階段を降りていた私ですが、数段上に戻って、「お手伝いしましょうか?」と声を掛けました。

おばあさん、少し顔色も悪いし、酸素ボンベを持って歩くのは大変。酸素足りないから酸素ボンベなのに、荷物もって階段上がるのでは、ますます足りなくなってしまう。実は昔、父もこうやって酸素ボンベを持っていたのです。

 

「階段をのぼらないといけなくて・・・・」とおばあさん。

「これを私が持ちますね」といってボンベを持ちました。私が持つ分には全然重くないけれど、おばあさんにはつらかろう。

 

狭い階段なので、下に降りたい近隣の大学生が地下鉄の入り口で列をなしていましたが、「ゆっくりでいいですよ」と声をかけて、二人で階段を上りました。

 

多分、焦っちゃったんじゃないかなぁ。疲れてないかなぁ。ちょっと息切れてたから、「ゆっくり歩いてくださいね。父も同じのを持っていたんです。」とお別れして、私はもう一度階段を下りました。

 

あー、父もこうやって酸素ボンベを持って歩いていたことがあったなぁ・・・・と、少し懐かしく思い出しました。

おばあさん、お元気で。どうか、無理して急がずに、ゆっくりと歩いてください。そして、周りの皆さんも、ゆっくりなおばあさんを見守ってあげてください。