上から見ても、下から見ても、「N」。

 

本書背表紙のことば。

「本書は6つの章で構成されていますが、読む順番は自由です。はじめに、それぞれの章の冒頭部分だけが書かれています。読みたいと思った章を選び、そのページに移動してください。物語のかたちは、6×5×4×3×2×1=720通り。読者の皆様に、自分だけの物語を体験していただければ幸いです。/著者より」未知の読書体験を約束する、前代未聞の一冊! この物語をつくるのは、あなたです。

 

え~!

実際にページをめくってみると、上下逆さまになっている章があって、ページも上下両方から記載されている、非常にユニークなつくり。

 

読む順番でそんなに印象って変わるのかな???

720通り試してみたい気もするけれど、一度読んでしまっているとネタバレ感満載なので、1回目の感動とは違うように思う。

 

同じ町の、同じ登場人物が、時代を変えたり、場所を変えたりして登場する感じは、中山七里さんと同じ感じ。

「あ、あっちで出てきたあの子が、この子ね!」とか「あ~、実は知り合いだったのか!」みたいな。

時系列順に読まなくても、「あの時の!」となるので、違和感がない。

 

多少、上下ひっくり返すのが手間と言えば手間だけど、こういう本のつくり方もあるのか~という発見。

いちばん最初に読んだ「飛べない雄蜂の嘘」が面白かったかな~。やっぱり、最初に読んだ章が印象に残るのかも?