読後に改めて表紙を眺めると、少女たちがおままごと遊びをしている絵が、なんか泣けますね。
5歳にして命を絶たれた子、その母親、姉妹、友達・・・・。
被害者だけでなく、被害者家族、さらには被害者と深い友好関係にあった者にまで、影響は深く、長く、及び続ける。
「法が裁かないのならば自分が」という理由で罪を犯す者もいる・・・・かもしれない。
人は変われるのか?
それは、被害者が復讐ではなく前に向いて生きていくように変わること。
そして、加害者が生まれ変わること。
指揮者がいて、ピアニストがいて、オーケストラがいて、演奏が成り立つコンチェルト。この本のタイトルにはピッタリでした。さすが。