ポルトガル系の方とおしゃべりする機会がありました。

ポルトガル行ったことあるよ! 食べ物おいしいし、日本人の口に合うと思う! なんていったって、交易があったから、一部ポルトガル語が日本語として残っているしね!! な~んて話をしたついでに、

 

「日本の少年少女は皆、1543年にポルトガルから鉄砲が伝来したことを学校で習って知っているよ」

 

なんていったら、めっちゃくちゃ驚かれた上に、大変興味をもってもらえました。

確かに、年号まで覚えているのは衝撃かも。さすがに、「銃ご予算(1543)で作ります」なんていう語呂合わせがあるんだよってことは内緒にしときました。「以後よく(1549)広まるキリスト教」とかね。笑 年号覚えるのに意味あるの?!っていう説はあるけれど、ざっくり、いつ頃のことかがわかるメリットは大きい。

 

調子に乗って、リスボン国立古美術館でみた南蛮図屏風や踏み絵についても説明。自国の博物館に行ったことがないというのも、まあアルアルな話で。当然、踏み絵なんてご存じなくて、興味津々。南蛮図屏風に象が描かれていたこととかね。実はこの象、会話終了後に調べてみたら、いろいろと面白いことがわかって・・・これはまた後日。

 

鉄砲伝来については「Sorry for the bad influence!」なんて言われちゃったけど、じゃあそれまでは戦争がなかったのかというとそうではなく、単に日本刀や弓矢から戦術を変えただけだし、日本刀は今や古美術扱いだけど、一応は武器だしね。

 

この歳になって、まさか鉄砲伝来やキリスト教伝来、さらに南蛮図屏風や踏み絵について、本国ポルトガル人と英語でおしゃべりする日が来るとは思っていませんでした。人生に無駄な知識は無いって本当だな、と思いました。私の場合、娘の中学受験のおかげで再履修した知識が役に立ったかも?!