ドンへへの愛しさで、唇へのキスだけでは現しきれなくなった私。
ドンへをベッドに座らせて、キスの雨を降らせた。
どれだけしても足りない。
こんなこと、キボムにすらしたことないのに。
私ってこんなこと、できたのね?
「……っ、ぬな?ダメ…だよ。」
すっかり呼吸が荒くなったドンへは、私を自分から剥がして膝の上に座らせた。
「本当はシタいくらいだけど、お互いボロボロでしょ?」
互いにクスクス笑いながら、私は「…そうだね。ボロボロだ。」って言って、これが最後って、唇へまたキスをしてドンへに抱きしめられるように再びベッドに横たわった。
「…ドンへ、ありがとう。」
「ん。ねぇ、ぬなぁ?俺のこと、好き?」
いつもなら、私がドンへを抱いて胸元に包み込んでるのに、今は逆の立場。
それでも、貴方は私にだけ甘えてくれるのね。
そんなドンへが私は…
「好き…」
「へへっ、俺はね…」
頭にチュッて抱きしめながらキスをして、ハニカミながらポツリ。
「愛してるよ。」
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「………もう、いらなぃ。こんなに躾に疲れるペットなんて……いらない。」
涙を拭いながらキツく私たちを睨み、よれた服を直す彼女は振り向きざまに優しくドンへに微笑んで部屋を出ていった。
部屋を出る間際、私たちに背を向けたまま、「貴方から解放されるんじゃないの。……私が……っ貴方を解放してあげるの。」その言葉を残して。
しばらくの沈黙。
最初に破ったのは意外にも先輩だった。
「ま、まだ安心できないだろうけど、これで一段落ね。それじゃ、また連絡して?私たちはこれで帰るから。」
そうしてジョンウンさんの手を引いて部屋を出た先輩。
あとを追うように、マネージャーさんも気を使ってくれて出ていった。
「…ぬな?」
待っていたように口を開くドンへ。
赤く腫れた私の頬にそっと触れてくる。
「……いたたっ。痛いよ、ドンへぇ。」
「うぅ。ごめん。ごめんね?ほんとに…」
それまで感じなかったのに、ジリジリときだした痛みにドンへが凄く困った顔して謝るから、つい、私からドンへの唇を奪った。
その優しさが嬉しくて、
その困った顔が愛しくて、
その声で呼んでほしくて、
私のすべてを受け止めてほしくて。
あぁ、私、ドンへになら…
この命を捧げてもいい。
そう思えた。
それくらい好きで、守りたい人だと。
頬に走る痛みが教えてくれる。
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「…お願いだから。もう、ぬなを叩かないで。」
振り絞ったように、ドンへがやっとの思いで立ち上がる。
途中、よろけて思わず支えになると、グッと抱き寄せられて私を胸のなかにしまいこむ。
「……こんなに赤くなって。ごめん、頼りなくて。ごめん、守るって約束したのに守れなくて。」
そっと私の赤い頬を撫でて涙をためた目で、私の顔を覗きこむ。
「…ドンへ。イイ子だから、私のもとに戻りなさい。私が貴方を守ってあげる。私が貴方を愛してあげる。だから……」
「いらない……。もう、そんな愛なんていらない。ごめんね?もう、ご主人様なんて呼べないや…。」
ドンへに突き放されて戸惑う彼女。
目を見開いたとき、大粒の涙が頬を伝う。
「……君の人生が壊れる前に、俺が君を解放してあげる。いままでありがとう。もう、俺のせいで君の人生を犠牲にしないで…」
ドンへは終始優しく彼女を突き放すためにポツポツと、説得した。
「俺の命と人生を捧げて守りぬきたい人。それが、ぬななんだ。やっと出会えた人。俺を1人の人間として、1人の男として見てくれた人。」
「…私だっていままで…」
「君は芸能人の俺を囲いたかっただけなんだ。気づいて?本当に俺を愛してたなら、友達や家族を犠牲にしてまで、俺に拘るのは違うよ?今からでも遅くないから………」
「うるさいっ!!!!うるさいうるさいうるさいうるさいっっ!!!!そんなこと、そんなこと………」
うつ向く彼女の手はワナワナと震えながら、キツク握りしめていて血が滲んでいた。
周りもただ静かに見守っていて、息を飲む音が聞こえた気がした。
そして、顔を赤くして涙をポロポロと溢す彼女は私とドンへと私の肩を抱くドンへの手を、交互にみてフッと笑った。
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「叩きたいなら、叩いてドンへを解放してくれるなら、叩きなさい。私はドンへのためならどうなったって構わない。」
強い気持ちで、彼女から目をそらさずにただ見つめて言い放った。
そうして、また掠れた音が病室に響いた。
「もう、やめてっ!」
「いいのっ。いいの…叩いて気がすむなら、安いから…」
先輩が彼女にしがみついて仲裁に入ってくれたけど、思わず溢れた拒否の言葉。
彼女の血相は変わらないけど、何度となく私の頬を叩いて次第に息はあがっていった。
「ぬな、もう…もう、いいから。俺が戻ればいいだけだから。それ以上…」
「よくない!戻ったら、今度こそ戻ったら彼女は取り返しのつかないことをする。私は、そんなこと…させたくないっ。」
気持ちの昂りに、互いに涙しながらあとを引かない。
一言二言発してはパシッと響く嫌な音。
私が構うなと言っても、赤く腫れ上がった頬を見て、先輩はジョンウンさんの胸のなかで泣いて、ジョンウンさんに止めてと泣き叫ぶ。
側にいたマネージャーも、どうしていいか分からずワタワタしてるしで、とうとうジョンウンさんが強く彼女の腕を掴んだ。
「……もう、そのくらいにしろ。本当に取り返しのつかないことになるぞ。」
睨みを利かせたジョンウンさんをみて、彼女の手は力なくだらけて下へと放られた。
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強い気持ちで、彼女から目をそらさずにただ見つめて言い放った。
そうして、また掠れた音が病室に響いた。
「もう、やめてっ!」
「いいのっ。いいの…叩いて気がすむなら、安いから…」
先輩が彼女にしがみついて仲裁に入ってくれたけど、思わず溢れた拒否の言葉。
彼女の血相は変わらないけど、何度となく私の頬を叩いて次第に息はあがっていった。
「ぬな、もう…もう、いいから。俺が戻ればいいだけだから。それ以上…」
「よくない!戻ったら、今度こそ戻ったら彼女は取り返しのつかないことをする。私は、そんなこと…させたくないっ。」
気持ちの昂りに、互いに涙しながらあとを引かない。
一言二言発してはパシッと響く嫌な音。
私が構うなと言っても、赤く腫れ上がった頬を見て、先輩はジョンウンさんの胸のなかで泣いて、ジョンウンさんに止めてと泣き叫ぶ。
側にいたマネージャーも、どうしていいか分からずワタワタしてるしで、とうとうジョンウンさんが強く彼女の腕を掴んだ。
「……もう、そのくらいにしろ。本当に取り返しのつかないことになるぞ。」
睨みを利かせたジョンウンさんをみて、彼女の手は力なくだらけて下へと放られた。
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「…はぁ、はぁ。こんな所にドンへを隠して、どういうつもり?」
マネージャーに掴まれた腕を、マネージャーを突き飛ばすように剥がしてツカツカと先輩とジョンウンさんの間を割って私たちの前にくる。
「ドンへとは関わらないでと言ったはずよ。」
「俺、帰るからさ。落ち着い……」
ドンへが間に入ろうとすると、見向きもせずにパシッと平手で頬を叩き黙らせる。
「ドンへっ!きゃっ…」
フラフラなドンへは、ただそれだけで崩れ落ちて、思わずドンへを抱くと髪を鷲掴みにされて頭を持ち上げられる。
その有り様に、マネージャーやジョンウンさん、先輩までもが静止に入るけど気が狂ってるせいなのか、微動だにしない。
「ドンへは、私のよ。私の大切なペットなの。言ったはずよ。言ってわからないなら、分かるまで痛い目を見せようか?」
私の髪を掴む手がワナワナと震えて、またパシッと次は私の頬に平手がきた。
「…ドンへは、あなたのペットじゃないよ。」
「なん、ですって?」
「愛しかたに形はないけど、これだけは分かるよ。あなたの愛しかたは間違ってる。って。」
「黙りなさいよ、それ以上言うなら、また叩くわよ?」
「……叩けばいいじゃない。」
私は何か切れたように吹っ切れて、今、ドンへを守れるのは私だと自覚した。
そうしたら、どんなに叩かれてもドンへの心の傷にくらべたら、こんなの痛くもなんともないって、そう感じた。
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