薄暗い、ソンミンの部屋。
フカフカなカーペットの上を素足で歩くとなんだか、気持ちよくて…
見慣れた家具とか、服が几帳面な彼らしく収納されていた。
「なんか、前に戻った気分…」
「戻れないものもあるけどね。」
微笑みながら言い返すから、言葉に詰まった私をソンミンは優しく頭を撫でた。
そして、顎をクイッと持ち上げると、触れるだけのキス。
目があって、口許が弛むソンミンは私の首筋に触れてそのまま抱き上げると、ゆっくりとベッドへと押し倒した。
手の甲や、手のひら。
髪に、オデコに、頬。
そして、首筋から、鎖骨にキスすると、いよいよソンミンは私のシャツのボタンに手をかけ、キャミソールが露になった。
ソンミンは優しくて、触れる手も、落とす触れるだけのキスも心地よかった。
けど…
違う。
「……っ。キュ、ヒョ…」
涙が米神へと伝った。
私のお腹辺りを優しく愛撫していた、ソンミンの手も唇も止まって、ゆっくりと覆い被さるように目の前にソンミンの顔が現れた。
「…無理なんかするからだ。」
ソンミンは切な く笑い、私に背を向けてシャツを着た。
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