「ねぇ、ヒチョル。実は今度、ヒチョルの所のスタジオに行くことになってるの。」
「は?なんで?」
「そのウェディングの話、私のとこなんだ。」
マジか!
って、だいぶ、驚いたぞ俺。
「しかも、オッパ付き。」
「えぇ?なに、そのオマケ扱い。」
どうやら、3社合同プロジェクトみたいで、それぞれの代表が俺たちらしい。
いやいやいや、なんだ?
その偶然。
凄く図られた気分。
目の前で苦笑いするヤツと、それを微笑みながら見てるジョンス。
食べ終わった皿や飲み終わったコーヒーカップを集めて、シンクに持っていくのを後ろからジョンスが追いかける。
「手伝うよ。」
優しく話しかけられて、照れた顔して頷く。
なんだよ。
まるで新婚夫婦じゃねーか。
お!新婚?
「なぁ、モデル、まだ決まってないって、言ったろ?お前ら2人でやらね?」
「「 へっ? 」」
間抜けな顔して息の揃った返事。
ジョンス。お前、鼻の頭に泡が付いてるし。
それに気づいたアイツも、クスッて笑って拭ってやってるし。
ベストカップルじゃねーか。うん。
「へ?じゃなくて、イヤなのかよ。」
「…俺はいいけど。お前はどう?」
アイツを覗きこんで伺うジョンス。
一瞬、表情が固まるけど、ジョンスと目が合うとニコッて笑うアイツ。
「ヒチョルが、やれって言うなら頑張るよ。」
そしてまた、洗い物を続ける。
なんだ?そのそっけない態度。
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