昨夜、NHKで、スカイツリー誕生物語を放映していました。私はテレビ番組などをマメにチェックしたりはしないのですが、オットはそのへんは抜かりないので、時々おこぼれに預かってます。魔改造なんかもそうです。


スカイツリーの元請はもちろん大手ゼネコンで、設計や全体の施工管理はそこがやるにしても、材料の鉄骨を作って加工するのは地方の町工場、組み立てたりするのは、数多の下請け、孫請で汗を流す職人さんたち。


40歳過ぎてプレス加工の道に入り、ポンコツのプレス機の声を聞きながら、類まれなる硬さの鋼板を丸め切った老練工、金になるからととびの道に入ってひたすらその技術を磨き上げてきた職人さん、その職人さんに圧倒されながらも、謙虚に教えを請い、自分の得意分野で使命感を持って責任を果たした職長。


高層の建物は世界各地にあれど、地震大国日本ならではの緻密さが求められたことでしょう。


こうやって個人の技量を上げ、チームとしてお互いを補い、高めながら目的を果たす。そのことが個々の技量の向上にもつながり、またチームとなった時により優れた成果を出すことができる。

これは今から早や15年も前の話になるのですが、私としては、これからの世の中の一つのあるべき姿のように見えました。


さて。

ずっと少子化で、コロナもあって、いわゆるZ世代は企業に対する期待が低く、転職や副業への関心か強いと言われているようです。


でも、ある面そうであり、かつ問題視されているとしても、それは親世代の責任だと思っています。彼らは彼らなりに自分を守りながら、社会の中での居場所を見つけようと努力していると思います。


私が若者だった昭和から平成の初めから、世の中は大きく変わりました。この時代の若者たちに、私達が人生の先輩として、信頼され、彼らの多くが、やはり人生は悪くないと感じられるようになるにはどうすればよいのか。過去のやり方は通用しない......。


個人的には、①礼儀をわきまえつつも、オープンでフラットな関係を意識し、実践する。②嘘をついたり、ごまかしたりしないで、率直に。③指示や依頼に合理性や納得性があるか→自分の好みや価値観を吟味なく押し付けていないか、などなど。


私の子どもたちはもろにZ世代。いいのか、悪いのか、いつのまにか18歳成人にされてしまった世代。→飲酒喫煙等は二十歳から。

うちの上の子が遠い街でどんな社会人生活を始めたのか、その中味は皆目わかりませんが、早速連休の予定を伝えてきたところを見るに、配慮はいただいているのでしょう。


もうすっかりBBAのワタシですが、こんな感じで、うちの子どもたちを含めて、身近な若者たちに関わっていこうと思います。そして、


素晴らしい技術の継承やその基礎になる矜持と使命感を培っていくことに多少なりとま寄与できたらいいなと思った次第です。


そうそう、来週は韓国語能力試験ですわ。

年度末の作業が思いの外たいへんで、申し込んだことを後悔しています。準備不足なのですが、今回は作文に注力したいと思います。