商店街に思う | "Food for Thought"

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日々考えていることを、自分の思考をまとめるためにも書きつづっています。

近所では、東横線「学芸大学」駅周辺が好きだ。常に商店街に改編があって、活気がある。お店の人は大変であろうが、売れない店舗は短い間に潰れてしまい、また新しいお店が営業を始める。この新陳代謝が、健全な商店街を形成し、いつもお客さんで賑わっている。

ここでふと考える。

もし、「学大商店街」という本部があって、そこに資金が集まり、互助会のように潰れない店舗を救済していたらどうなるのかと。

繁盛しない店舗でも安心して商売を続けられるだろうが、商店街全体は活気を失うはずだ。それぞれのお店が自分の力で資金調達まで含めて必死に商売を続けているから、全体でも活気が生まれるのである。

言い方はきつかもしれないが、なくなるべきものはなくなり、新しいものが生まれていかなければ、全体の活力は失われる。人間の体でも、個々の細胞が死んでくれるので、全体として健康でいられるのである。

いまの日本の経済は、この商店街とは異なる。「本部(国)」に資金を集めて、潰すべき事業体を温存させているため
、全体の活力がなくなっている。勿論、企業も同様。如何に低採算とはいえ、多くの企業では不採算部門が残されているのが実態だ。いずれも、「本部(国・本社)」が資金を管理して配分しているためで、商店街のようにそれぞれの店舗の力で資金調達を行っていないためだ。

本来は商店街的な運営が望ましい。もし、それができない組織体であれば、資金の振り向け先を厳密に、過去のしがらみや声の大きさに振り回されることなく行うべきであろう。