家に帰ると金持ちだった。
家を出た時 には確かにアパート住まいだったのに、今は豪邸の主である。
高級車に何人もの使用人。なに不自由ない生活。
シャンパンの風呂に入り、ふかふかのベッドに寝る。
目が覚めると貧乏だった。
寝る前は確かに豪邸住まいだったのに、今は狭いアパートの住人である。
カビの生えた壁に、害虫。とても耐えられない生活。
部屋に風呂はなく、汗臭い布団。
ふと振り向くと既婚者だった。
さっきまでは確かに独身だったのに、今は3人の子供を抱える父親だ。
家庭をもつ責任感と充実感。満たされた生活。
気付くと刑務所の中にいた。
さっきまでは確かに幸せな家庭にいたのに、今は囚人だ。
絶望感・脱力感。閉ざされた生活。
・
・
・
スイッチが切られ、マシーンのふたが開けられると、大統領は目を開け、ゆっくりと仮想生活体験マシンのなかから出てきた。
「なるほど…こういう事態が現実に起こりうるという事だな。これは恐ろしい事だ。自分に都合の良い人生を作り出す輩が出てくると、他の人間の人生も狂ってしまう…
即刻、タイムマシンの使用・製造を規制しろ。」
家を出た時 には確かにアパート住まいだったのに、今は豪邸の主である。
高級車に何人もの使用人。なに不自由ない生活。
シャンパンの風呂に入り、ふかふかのベッドに寝る。
目が覚めると貧乏だった。
寝る前は確かに豪邸住まいだったのに、今は狭いアパートの住人である。
カビの生えた壁に、害虫。とても耐えられない生活。
部屋に風呂はなく、汗臭い布団。
ふと振り向くと既婚者だった。
さっきまでは確かに独身だったのに、今は3人の子供を抱える父親だ。
家庭をもつ責任感と充実感。満たされた生活。
気付くと刑務所の中にいた。
さっきまでは確かに幸せな家庭にいたのに、今は囚人だ。
絶望感・脱力感。閉ざされた生活。
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スイッチが切られ、マシーンのふたが開けられると、大統領は目を開け、ゆっくりと仮想生活体験マシンのなかから出てきた。
「なるほど…こういう事態が現実に起こりうるという事だな。これは恐ろしい事だ。自分に都合の良い人生を作り出す輩が出てくると、他の人間の人生も狂ってしまう…
即刻、タイムマシンの使用・製造を規制しろ。」