長野県木曽群王滝村と岐阜県中津川市加子母(旧恵那郡加子母村)境界の白巣峠
大学の頃からでしょうか??
もともとは鉄道が好きだった、ということもあって、地図をみるのが結構好きだった、という下地があっての状態で、まだ免許を取っていなかった頃、関西から北陸にかけて峠と呼ばれるところにはむちゃくちゃ行っていた記憶があります。
地図好きな鉄道ファンの方って多いんじゃないのかな??
地図といっても、都市部の道路を眺めたりするのではなく、むしろ「人のいないほう」のエリアをみるのが楽しみといった具合。
とんでもない山の中や地図上、「か細い道」しか通じていないような奥の奥に地名「大字(おおあざ)」は「字(あざ)」があったりするのを見つけてしまうと
・そこの人たちはどんな暮らしなんだろう
・何人くらいすんでいるんだろう
・どんな山の風景なんだろう
と、もう、想像というか妄想というか・・・・・
まるで桃源郷でも見ているかのような気持ちで、地図だけ眺めていても楽しくなってきてしまいます。
で、仕事が休みな週末に出かけていくのです。。。。。
今までこのブログではあまり扱ってこなかったジャンルですが、こっち方面の趣味も大好きで、このブログではほぼ初めてでしょうが、今日は約5年前の長野県の木曽郡王滝村の白巣峠に至る道の思い出なんかを語って見たいと思います。
王滝村にはとても神秘的な場所があります。
それは長野県で起きた西部地震によって大きく地形も変化したことによることもあるそうです。
いたるところに、地震の影響によって発生した土砂災害で、せき止められて自然形成された沼や池を見ることができます。
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なかなか見ることができない光景ですね・・・・
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王滝村からは岐阜県側に抜けることが出来る峠道は3つあります。
鞍掛(くらかけ)峠 王滝村から岐阜県下呂市へ抜けます(通れれば・・・)
白巣(しらす)峠 王滝村から岐阜県中津川市加子母へ抜けます (通れれば・・・)
真弓(まゆみ)峠 王滝村から岐阜県中津川市加子母、付知へ抜けます (通れれば・・・)
などなのですが、現在ではいずれも通り抜けることが出来ません。
現状では道が悪すぎる、と言う事情もあるのですが、もともとはこのエリア、木曽ヒノキの国有林地帯で、いわゆる「ヒノキ泥棒」が過去、多発した経緯から、原則立ち入り禁止なエリアとなっています。
このなかで唯一、王滝村側から白巣峠のみ、峠まで行くことができます。
ですので、このときはここを目指して自宅を出発しました。本当に遠かったです、ええ。
写真は撮っていなかったのですが、風景のいいこと、いいこと・・・
再掲ですが、峠付近ではこの峠の銘板しか撮影していませんでした。
(たしかカメラの電池の問題だったと記憶しています。)
峠まで来れるのですが、そのまま峠を抜けることが出来たら、岐阜に帰ってこれるのでどんなにラクなことか、と思うのですが、やっぱりゲートで閉じており、岐阜へむかうことは出来ません。
写真はないのですが、ここから岐阜県のほうを眺めると、下呂の町に向かってV字型に谷が開けていくのですが、そこには山々の緑に一直線、ときにはギザギザなヒッカキ傷のような「道」が見え隠れします。(もちろん、未舗装のダート)
ここをいけることが出来たら・・・・と、後ろ髪ひかれる思い出、再度、大回りして岐阜まで約5時間かけて帰った思い出があります。
でもね、とっても美しかったです。
とくに峠からの景色やせき止められて出来てしまった沼や池。
なんとも不思議な造形美です。
はやり、自然の力って偉大なんですよね・・・・・
ちなみに、王滝村から岐阜へ抜ける峠、真弓峠はほぼ通り抜け不可能に近いような状態で、歩いて踏破しようとした人が遭難しかけた、などのレポートはインターネット上でも見ることができます。
鞍掛峠もやはり行くことができない峠なのですが、途中までは道も舗装されていますので、そこまで車で行って、そのあとはマウンテンバイクか小型の原チャリでならいけるかもしれません。
ただし、こちらも手ごわそうなゲートがあるため、なかなか難しいのかもしれません。
でも、いつか挑戦してみたい峠ではあります。
今日も暑かったです、ええ。
梅雨が明けたらまったく、今度は雨が降らなくなってしまって、たまには降って欲しい気持ち。
それはそうと、こっちではない、昨年11月以降で更新を休止しているほうのブログについては今年の7月31日で閉鎖することにしました。
もう、自分自身への忘備録として残す必要もないか、ということと、まったくもってそのままになっていたということ、さらにカウンターを見てみると、今でも毎日40位は進んでいること。
(※ちなみにこっちは毎日400カウンターくらいです。ありがとうございます、皆さま)
基本的に、よっぽど状況が変わらない限りはこちら1本になりますので、内容などほとんどないブログではありますが、今後ともよろしくお願いいたします。