ハレー彗星について




ハートレー彗星(103P/Hartley)は、1986年3月にハートレー氏が発見した彗星です。


約6.5年周期の楕円軌道を描いて太陽系を公転しており、太陽から遠いときには木星の軌道よりも外側に、近いときには地球の軌道のすぐ近くに位置します。


今回は地球と太陽の両方に接近するので、明るくなると期待されています。


地球にもっとも接近するのは10月21日、太陽にもっとも接近するのは10月28日(いずれも日本時間)です。






ハレー彗星の見つけ方




ハートレー彗星は2010年10月から11月にかけて、ほぼ一晩中観察することができます。





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夜10時と明け方3時のハートレー彗星の位置。黄色の数字は日付






夜10時と明け方3時の彗星の位置を星図に表示しました。夜10時には、10月中旬ごろまでは北東の空にあることがわかります。また明け方3時の位置は時期によって異なりますが、空の高いところまで昇っていることがわかるでしょう。


ハートレー彗星は、秋から冬の天の川を南下するように移動していきますので、明るい星団や星々とのランデブーも楽しみです。ハイライトは10月8日前後、ペルセウス座の二重星団との競演です。





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星座の中を動いていくハートレー彗星。おもな星雲・星団の位置も表示した





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10月7~9日の二重星団との接近と、10月21~22日の散開星団との接近を、双眼鏡で観察したようす。


円の大きさは7度






明るさは、10月上旬には6等前後ですが、彗星が地球と太陽の両方に接近する10月下旬ごろに4等台半ばまで明るくなると予想されています。


一方、10月8日が新月、23日が満月なので、彗星そのものの明るさよりも月明かりの影響の大きさを考慮すると、10月上旬がもっとも観察に適していると言えそうです。


また、彗星はやや暗くなっていますが、11月6日の新月のころも見ごろと言えそうです。