REGRETS | TAKの部屋

TAKの部屋

ムラムラくんという、よく分からない人がよく分からないことを書くブログです。

KANちゃんの名曲。

リリースは1989年だったかな。
一応シングルカットされたけど
アルバムでは「HAPPY TITLE」に収録。

俺がKANちゃんで最初に本当に好きになった
ALL I KNOWという曲を
リメイクするつもりで作った楽曲です。
(ALL~は作詞がKANちゃんではない)

この曲はものすごく悲しい。
まぁ、それもそうか。
タイトルを訳せば「後悔(複数形)」だからね。

作詞技法で言うと
この時期のKANにはめずらしく
そこそこ技術的な曲です。

先に
「話してないこと」
「忘れてたこと」
「言いそびれてたこと」
「隠してたこと」
それぞれが、ある、そう言ってから
後でその内容が順番に出てくる。

並列しないことで意味を持たせる。
文学的だね。
直接的でないからこそ意味が強くなる
そんな技法です。

例えば「話してないこと」は
「連れていきたかったWest home town」
「昔はできたんだButterfly」
「東京18:00発のWondering flight」。
つまり
西にある故郷・福岡に連れていきたかった。
今は泳げないけど高校時代水泳部だったから
昔はバタフライもできたんだ。
夕方6時の飛行機で楽しい旅に出たんだ。
でも、話さないまま終わってしまった。
そういうこと。

「忘れてたこと」は
「初めて見た映画のstory」
「初めてのバンドのTwist and shout」
「初めて君とキスした時のFeelings」。
映画は想像だけど、きっと悲しい別れなんだろう。
高校時代に組んだビートルズのコピーバンドで
演奏したオールディーズの名曲のこと。
初めてキスした時の気持ち。
複数形だから、嬉しいだけじゃなくて
いちばんのメインイベントを終えてしまった
複雑な気持ちもあったのかな。
こういったことを忘れてた
そして、それを後悔してる。
つまり
きちんと覚えていたらこうはならなかった。
そういう後悔なんだろうね。

ここまで書いたから全部明かすと
「言いそびれてたこと」は
「本当は補欠だったLittle league」
「靴箱の奥のWestern boots」
「君に会う前の彼女とのPhotogragh」。

「隠してたこと」は
「君に作ってたChristmas song」
「君と会えなかったValentine's」
「君にさよならを言った本当のReason」。

ここまで読むと見えてくる。
言いそびれてたことはいいとして
バレンタインに会えない理由を隠してたってことは
もしかしたら他の子と会っていたのかも。
さよならの理由は
他に好きな子がいたのかも。

だけど、今はそれを後悔してる。
だからこそのサビの歌詞。

「今さら遅いけど」

多分、向こうが心変わりしたんじゃない。
こっちの問題だったんだろう。

自業自得といえば、それまで。
終わってから後悔する。
それはKANちゃんに限らず、皆そうだろう。
俺だってそう。

でも、男ってそんなもん。

この曲を発表してから7年後。
「MAN」という名曲の締めはこうだ。

「男はこうして馬鹿馬鹿しいくらいに
いつも責任を取りたがる小さな生き物」

この言葉があるから
もしかしたら浮気ではないかもしれない。

女性至上主義と言ってはばからないKANだから
相手の浮気とかでさえ
浮気させた自分が悪い
そう受け止めるかもしれない。

どちらにせよ。
終わりが来てから後悔する。
それをストレートに
そして、とてもプライベートに
歌った歌です。

気になった方は
YouTubeでも検索してみてください。

とても素敵な
悲しい歌です。