『山形のご当地ソウルドリンク “パインサイダー”』 !! | “ Ackee ” の ブログ !! ✒ (b^-゜)

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久々の 『グルメ』 関連 のBlog更新と参ろう。

今年は全国的な猛暑以上の酷暑と言っても、

過言ではない蒸し暑い夏に成っている様だ。

当然の事ながらこの暑さで飲料関係の売り上げは、

例年以上に飛ぶ様な売れ具合に成っている。

全国的なネームバリューのある飲料関係は勿論だが、

中にはその地域にしか飲めないと言うソウルドリンクも、

全国各地域にはある様だ。

東北地方には地域の独自性もあって、

昔から慣れ親しんでいる飲み物も存在している地域で、

今回はこの話題を取り上げる事としよう。

管理者の住む宮城県のお隣、

山形県には半世紀前から飲み続けている、

ソウルドリンクが今日まで延々と続いている。

山形のご当地サイダーと呼ばれている、

『パインサイダー』 がそれである。


(山形県民が挙って愛する 『パインサイダー』

元祖は、三ッ矢サイダーの肉厚の瓶が主流だった。)


山形県と言えば “さくらんぼ““ラ・フランス” 等 、

たくさんの果物の名産地として全国的に有名であるが、

「パイナップルは違うのでは……?」 と思われている、

多くの読者の皆様はそう思われている方が殆どであろう。

しかしこの 『パインサイダー』 が誕生する由縁 が、

ここにあるので早速ご紹介する事にしよう。

発祥は、遡る事半世紀前の昭和30(1955)年代の事。

当時、雪国である山形では中々口に出来なかった、

南国のフルーツ 『パイナップル』

そのパイナップルへの憧れから誕生したと言われ、

年号が令和に取って変った、

今現在でも 山形のご当地サイダーとして、

県民の根強い人気を誇っているソウルドリンク のひとつである。


(山形県内の各家庭での場合、

お客様へのお持て成しとして差し出す場合、

ケース単位で纏め買いをするケースが多い。

県内では複数の業者で以って製造しているため、

味やロット数はそれぞれ違う様だ。

共通項としてパイン色に見せるため、

原料は山形県の県花である、

紅花の色素がつかわれている。)


古くから愛されている、 “山形のご当地サイダー“

何処か懐かしさを感じる甘さで、後味はすっきり。

フルーティな香りと、キリッと強めの炭酸が、

シュワシュワっと口の中いっぱいに広がり、

ほんのりとしたパイン色で、

大切な想い出の様なキラキラ感が輝くサイダーである。

“山形のご当地サイダー“ と言う事で、

山形県の県花である 『紅花』 を使った色素 を使用し、

ほんのりと黄色く色付き、

正にパインの華やかさを表現している。


(山形の各家庭では、夏の時期にお客様への、

冷たい飲み物のお持て成しとして、出される習慣がある。

少し強めの炭酸と爽やかさと甘味感。

そして瓶に貼り出されているパッケージが、

正に “庶民の昭和” の雰囲気を醸し出している。)


実際に管理者自身もこの 『パインサイダー』 を頂いていて、

味は正しく発祥当時の、

“庶民の昭和“ を彷彿させる感覚にさせてくれる爽やかで、

山形では暑い時期にお客様へのお持て成しの際、

キンと冷えた、 『パインサイダー』 を氷付きのグラスにて、

差し出す事が多い様だ…。


(現在は瓶から缶類及びペットボトルで販売されている。

山形県内のスーパー、道の駅、

県のアンテナショップでも買い求める事が出来る。)



(全国向けの飲料メーカーから発売された、

『パインサイダー』 。こちらはペットボトルタイプ。)


山形県内では、複数のメーカーに因って製造されているため、

メーカーやロットによってその風味は一定していない。

但し共通項として言えるのは、甘味が強く、

よく炭酸が溶け込んでいるため、非常に刺激の強い味で、

黄色に色付けがされているものが多いのが特徴と言える。

日本国内に於ける平均の家計調査に因ると、

全国レベル1世帯当たり炭酸飲料の支出で、

山形市は第3位(調査は各都道府県庁所在地に於いて、

山形県では山形市に於いての順位)と成って折り、

サイダー文化が色濃く根付いている山形県民にとっては、

懐かしの味のひとつと成っている。

発売当初から、300~500㎖程度のやや小型の瓶入りで、

その多くは三ッ矢サイダーの瓶 が使われていた

(山形県内の一部で 「コロナパイン」 の商標で、

使っている業者では現在も使用されている。)

その大きな理由としては 「今の瓶は硝子(がらす)が薄くて、

炭酸を入れると割れてしまう」 との事で、

肉厚タイプの瓶が絶対的に不可欠だと言うのが、

その理由の様だ。


(地元民放局のキャラクターとコラボした、 『パインサイダー』 。)



(自動販売機を中心に売られている、 『パインサイダー』 。)


夏にケース単位で買い置きする際の飲み物として、

山形県内では広く普及していた。

しかし、清涼飲料のパッケージが瓶から缶、

ペットボトルへと移行するに連れ、

ケースで買う習慣が薄れて来ると、

次第に見かける事が無くなっていった。

因みに平成16(2004)年05月には、

地元の缶詰製造会社と地元の酒類卸会社が共同して、

『みるパインサイダー』 を製造販売 を開始し、

300㎖入りのボトル缶入りで、この缶の側面には、

地元の民放テレビのイメージキャラクターである、

「みるるん」 が描かれている。

同年夏には、

地元民放のテレビコマーシャルでも頻繁に広告され、

山形県内のコンビニでよく見掛ける様になった。

今回、 『パインサイダー』 のみをご紹介したが、

山形ではこれ以外にも “ラ・フランス” “さくらんぼ”

 “尾花沢西瓜”“月山葡萄” 等、

正に果物王国・山形に相応しい果物を素材にしたサイダーが、

県内各地のスーパー、道の駅、

県のアンテナショップでも販売されている。

様々な珍しい食文化を持ちつつ、

正に独自性を貫きつつ今日まで根強く、

生活の中に溶け込んでいる 『パインサイダー』

山形の地元でしか絶対に味わえない、

伝統的ソウルドリンクである。


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JG7MER / Ackee