今月から新しく
『ご当地版・街角めぐり』 をスタートする事にする。(^-^)/
今回記念すべく、1回目は 『仙台駅東西自由通路』 をご紹介しよう。
この自由通路であるが、先般03月18日にリニューアルと共に、
新たに生まれ替わったのである。(^-^)/
現在の東西自由通路の骨格は、 昭和53(1978)年03月18日に、
仙台駅の西口と東口とを結ぶ連絡通路 として、供用を開始した。
完成以後、
仙台駅舎2階部から在来線のホームを越えて東口に至る、
所謂、仙台駅を東西に横断する、
主要ルートとして認知 されている。(^-^)/
開設時の通路の延長は約120m、幅員は6m、
自由通路の構造は鉄骨造で、跨線橋方式。
文字通り仙台駅周辺の西口と東口を結ぶ、重要通路である。(^-^)/
(嘗ての 『仙台駅東西自由通路』 。
鉄骨造での旧態依然の跨線橋方式だった。(;^_^A)
通路の幅は、6mから16mと大幅に拡張された。(‐^▽^‐))
しかし時代の変化と人の流れの流動化に伴い、
東口へのオフィス関係の需要の増加や大型専門店の出店に伴い、
交通量や人出が増加した事で、
自由通路を利用する客が次第に多くなり、
手狭の状態となった。(・_・;)
更にそれに拍車を掛ける事になったのは、
平成16(2004)年11月に誕生した、
地元球団、プロ野球・楽天イーグルスの誕生に伴い、
球場最寄駅である、宮城野原駅は勿論の事、
至近の榴ヶ岡(つつじがおか)駅も含め、
ここ自由通路から東口に出た場合、
東口のメインストリート宮城野通の末端にあたる、
凡そ、2km先の「Kobo スタ 宮城」まで、
徒歩で行くファンも数多く、
特に野球開催日とぶつかった場合の、
人出の数は計り知れない。( ゚ ▽ ゚ ;)
特に週末とかのデーゲームが終わった後とか、
夏休みに入った場合のナイトゲーム終了の後では、
家族連れ等で、球場から直接徒歩で、
ここ東西自由通路を利用するファンも非常に多く、
また、東口に新たにバスプールが設置される等、
一般客の通行も含め、通行利用幅にも限界を来たす様になった。
(吹き抜けの構造で、
渡り歩道で自由に行き来が出来る。(°∀°)b )
既存の大型商業施設の回廊性を参考に、
エキナカビルに相応しい、仕様に変貌した。ヾ(@^▽^@)ノ)
また、 現在の仙台駅舎は、東北新幹線開業前の、
昭和52(1977)年12月15日に改築されたが、
改築後これまで駅舎自体の改修工事は、
殆ど行われていなかった。
平成23(2011)年03月11日の東日本大震災の影響で、
駅舎の一部にも損傷が発生し、
部分的な応急措置が施された程度 で、
更には、昨年12月06日に開業した、
仙台市地下鉄・東西線の影響もあり、
最寄駅である、仙台(地下鉄)駅や宮城野通駅にもアクセスが近く、
地下鉄東西線の着工を睨み、
仙台駅舎の大規模改修と東口再開発ビル新築を含め、
東西自由通路の拡幅と改修がセットで検討 されていた。
( 『仙台駅東西自由通路』 の目玉は、
4層の巨大な吹き抜け構造。(^-^)/
ガラス越しからは、太陽の光が差し込み、
夜になれば月の光が見える。o(^▽^)o
ガラスに描かれている模様は、宮城県の花、
「ミヤギノハギ」 が描かれている。(°∀°)b )
(新しく生まれ変わった、仙台駅東口の正面玄関。(o^-')b
宮城野通り側の表玄関となる。(^-^)/)
(東口に新設された、ステーシヨン・モール 『S-PAL』 。
従来の西口と共に、東西二つの顔が出揃った。(・∀・))
平成21(2009年)夏、JR東日本が仙台市地下鉄・東西線開業に、
呼応する形で東口一帯の所有地再開発に着手する構想を発表し、
計画の変更等を経て平成24(2012)年01月、再開発計画を正式発表。
再開発予定地に含まれた、
『Zepp Sendai』 及び 『E-GATE(商業施設)』 は、
同年に閉鎖され解体された。
翌、平成25(2013)年03月27日に再開発工事が着工。
今年、03月18日に仙台駅舎の大規模改修工事終了と共に、
現在、東口に建築中のホテル棟(平成29<2017>年完成予定)と、
オフィス棟(平成30<2018>年度以降、完成予定)を残し、
リニューアルOPENした。(^-^)/
リニューアルされた 『仙台駅東西自由通路』 の路幅は、
約2.67倍弱の16mと大幅に拡幅された。ヾ(@°▽°@)ノ
また自由通路沿いの新駅ビル 『エスパル仙台東館』
も同時にオープン。
地上6階、地下1階で、店舗面積は約1万平方メートル。
衣料品、雑貨など東北初進出の 「東急ハンズ」 他、
29店を含む82店が出店している。ヾ(@°▽°@)ノ
東西自由通路空間は、4層の巨大な吹き抜け空間になっており、
今までの東西自由通路の雰囲気を、
一変させる 事になった。ヘ(゚∀゚*)ノ
吹き抜けとなるガラス張りの天井からは、
光が差し込む構造となっていて、ガラスには県の花である
「ミヤギノハギ」 の模様が描かれている。ヽ(゚◇゚ )ノ
(東西自由通路のもうひとつの目玉は、
新たに東口に在来線用改札口が設置された。
これまでは、西口正面と仙石線よりの2ヶ所だったのが、
新たに追加されたため、東口利用者からの利便性は、
一層向上する事に…。(‐^▽^‐))
連絡通路も設置され、更なる進化。(^∇^))
昭和53(1977)年の現駅舎開業以来となる、
大規模再開発の中核施設の完成で、
新たな時代を迎えた事になる。
更に東西自由通路には新たに、在来線用の東口改札口を新設し、
新幹線用南口改札口に通じる通路も新設され、
東口側から来る利用者の利便性は一気に高まった。o(〃^▽^〃)o
仙台市内では、ここ最近仙台駅周辺や地下鉄駅周辺を中心に、
ビルの建て替えや再開発に伴う新築が相次いでいる。
昭和40~50(1965~1975)年代に建てられた鉄筋コンクリート(RC)
建築物の老朽化 が目立ち始めている からである。
今回の 『仙台駅東西自由通路』 の大幅リニューアルは、
これまでの仙台の街づくりの官民挙げての課題だっただけに、
関係者は歓迎ムードで迎えている。≧(´▽`)≦
今後は、前出の通り現在施工中のJR系のホテル及びオフィス棟、
更には、東口脇にある平面駐車場にも商業施設の建設予定があり、
また東口のバスプール再編に伴う改修工事も予定されている。
(夜の東西自由通路は、こんなイメージに…。ヾ(@°▽°@)ノ)
新たな待ち合わせ場所や、
カップル連れも多く目立つ様になった。(^_-)☆)
数年前までは、大型商業施設の郊外への出店に伴い、
ジリ貧傾向だった、仙台駅周辺部のショッピング街だったが、
昨年暮れの地下鉄・東西線の開通に伴い、
既存の南北線と共に十文字の交通基軸が出来た事と、
更に今回の東西自由通路のリニューアルの追い風で、
駅前周辺の商店街関係者は、
巻き返しを図ろうと鼻息は荒い様である。(`・ω・´)ゞ
嘗ては、地元仙台市民にとっては、
東口は戦災に遭わなかった地域であった事から、
「駅裏(えきうら)」 のイメージ が強かったが、
仙台駅東口の区画整理とJR仙石線の地下化に伴い、
大きく様替りした。
『仙台駅東西自由通路』 のリニューアル完成は、
今後の仙台商圏に於ける、
発展起爆剤の狼煙(のろし)である事は、
間違いない様である。(^-^)/
【JR仙台駅東西自由通路、
3月18日供用開始 エキナカ店舗もオープンへ】
(仙台経済新聞より抜粋)
http://sendai.keizai.biz/headline/2041/
【S-PAL(エスパル)】
【S-PAL 仙台】
【JR 仙台駅(構内図)】
■…03月18日以降、最新の仙台駅の構内図です。
一部で工事施工中の箇所があり、
変更されている箇所もありますので、予めご了承下さい。
http://www.jreast.co.jp/estation/stations/913.html
JG7MER / Ackee