独自戦略について その2
前回の『海』をテーマにしたシリーズが成功したことで、完全に自由の扉が開かれてしまった私は、実験してみたくなりました。
「もしかして、セオリーとかって無いんじゃない?」
取引先様はこれまでの実績で柄物をやっても売れなかった時にキツイから、出来るだけ無地で行くのが無難ですよとか、青色は売れにくいですよとか、遮光は1級じゃないと売れないですよとか、真っ白の無地が流行ってます!とか、もしかしたらそういうふうに言われてるからそればっかり採用されてて、売れてるように見えるだけなんじゃない?って思ったんです。
そこで、次のシリーズは「猫ちゃん」をテーマにしてみました。理由は私が猫が好きだからです。
好きなものを題材にして思いっきり自由にやったらどうなるのかなっていう、ちょっと実験みたいな気分でお願いしました。
↓うちの猫です
とはいえ、今回猫のデザインをお願いした取引先様はその当時の新規のお取引先様で、これまでの取引先様と比べても比較的大きな会社様でした。ここでコケたら次の取り組み渋られそうやし、無難に機能性のカラバリとかお願いした方が良いのかもしれないなとも思ったんですけど、大きい会社さんやからこそちょっと胸を借りると言いますか、大船に乗った気持ちで思いっきりやらせてもらおうと思ったんです。
話は少し逸れますけど、私はこのECの業界に足を突っ込んでから、本当はそんなに得意じゃないSNSを出来るだけ触るようにしてきました。その当時、Facebookをマメに更新していたのですが、猫ちゃん好きのグループがあって、3つくらいの猫好きグループに参加させてもらってました。そこでの皆さんの猫自慢と言ったらすごかったんです。
私の猫、見て!!!
今日の私の猫!!
皆さんがとにかく毎日のように自猫の様子を掲載してました。
そしてその気持ち、分かります!!
今回の猫ちゃんシリーズは、SNSと連携させてみようと思いつきました。猫好きのグループの方々に猫ちゃんの画像提供を依頼して、商品がリリースされた時に話題にしてもらいたかったし、ご自身の猫ちゃんを見にくるついでに商品も見て欲しいなって思ったからです。
猫ちゃんのデザインカーテンを依頼する時に、リビングにも掛けられそうなインテリア性の高いデザインで展開したい旨をお伝えして、デザインの打ち合わせも着々と進行してついに完成しました。デザインはドレープが遮光2級の4柄と、レースカーテンが2柄です。水彩タッチのミモザ畑に包まれた茶トラのデザインや、ボタニカルなリーフに囲まれたハチワレニャンコのデザイン、エレガントなアイアンフレームに収まるおしゃれキャットみたいなちょっとフレンチシャビーな猫ちゃんのデザインなどです。
予定通り、SNSから猫ちゃんの写真は沢山集まりました。50名近くの方がご協力いただきました。その節はありがとうございました。
皆さんが毎日のように写真をアップするほど愛おしい存在の猫ちゃんたちの写真を沢山載せて、猫好きの方にいろんな猫ちゃんを見てもらえるように猫のコラムなども挿入しつつ特集ページは完成しました。
サブタイトルに、「猫好きの、猫好きによる、猫好きのためのカーテン」とリンカーンのお言葉を拝借しました(笑)
今回も、商品デザインの打ち合わせからコーディネート、撮影、編集、掲載と告知までを1人でやり切りました。自宅からわざわざ猫を連れてきて、猫と一緒に撮影しました。今はもう亡き愛猫ちゃんでしたが、現在も商品ページに掲載されていてたまに懐かしく見ています。
そしてまた、猫ちゃんの時も嫌な時間を過ごしました。カーテンは売り始めから売れるまでのリードタイムが長いんです。
「大丈夫やと思うねんけどなぁ」
「もうちょっとしたら売れるって!」
今回は商品企画が尖りすぎていたので、妹も少し不安そうではありました。私もまた眠れぬ日々を2週間ほど送りましたが、ようやく波がきました!!
「社長、猫ちゃん、売れてます!!」
社員のみんなも喜んでくれて、月並みですが、とても嬉しかったです。あー、本当に猫ちゃんの親御さんとのやりとり大変やったけどやって良かったわ。心から安堵しました。
ただ、一点だけしくじったことがありました。
猫ちゃんグループの規約を熟知していなかったせいで、私がページが完成したことを報告した上で商品も良かったら見てみてくださいね♫と締めくくってしまったことで、禁止されていた商品の広告行為に該当してしまい、初のBanを喰らってしまうこととなりました。
グループの中でも個人的に繋がっている方とは連絡が取れたのですが、それ以外の方とは疎遠になり苦い経験となってしまいました。でも、こういった失敗も大切な学びやなと思います。やって良かったなと心から思いました。
思いがけない副産物もありました。
ご自宅の猫ちゃんと似ているからという理由でご購入される方が結構いらっしゃって、ご購入後に猫ちゃんとカーテンを同じフレーム内に収めてインスタなどに掲載していただくことが増えました。
SNSを活用したいという狙いは当初の狙いとは少し外れてしまいましたが、結果としてSNSの露出は増大し、お店を知ってもらえるきっかけが増えたことは思いがけないギフトでした。
こうして、2シリーズ目となった猫ちゃんのシリーズも無事に大成功しました。
また妹と家でベロベロに酔っ払うまで酒を呑みました!!
次回予告
思いついたテーマでご案内します!

