裏切り者の社員達へ
※今回のブログには過去のブログでご紹介してきた競合他社のK氏による嫌がらせの内容が含まれています。気になる方は以前のブログもご覧ください。
社員として働いた過去
私は今の会社で社長になるまで、正社員として3社を経験してきました。
新卒で入社した会社は家具インテリアの小売店でした。カーテン売り場での販売やインテリアの仕入れを経験させていただきました。その当時はアナログな社内環境であっても、何でも器用にこなす先輩社員の方々に比べると、私はなんと不器用で上手くできないんだろうと悩みました。この会社で社会人のイロハを教わり、未熟さ故の洗礼も受けつつ約3年間ほど在籍しました。社長も先輩方も尊敬できる人達で環境はとても良かったのですが、その頃から急増しつつあったインターネット関連の仕事に興味が湧いて退職しました。
2社目の会社はドロップシッピングのプラットフォームを運営する会社でした。ただ座って目の前のPCに向き合って情報を得てはメールや電話で問い合わせ、新規取引先を開拓し、採用した商品を掲載する業務内容でした。当時はこんなに簡単な仕事内容で、これだけお給料が貰えるのかと驚きました。しかし、部長の女性がかなりのパワハラ気質で私の上司の女性をなぶり続ける様子をずっと目の当たりにし続けてるうちに、怖くなってきました。いざ自分にリーダーとして牽引するためのチームが与えられそうになった時、自分もパワハラ被害に遭うのではないかという恐怖で眠れなくなり退職しました。同僚は皆んな優しくて良い子たちばかりだったので残念でした。たったの1年でしたが、最後、詩集を送ってくれたり手紙をくれたりした同僚がいました。なんか、今思い出すと可愛いなと思いますね。
3社目は天然石のアクセサリーや雑貨等を扱う小売店でした。小売業がなんだかんだで1番しんどいのですが、接客は好きでしたし、特に職種にこだわりはありませんでしたので就職しました。この会社は、完全にブラック企業でした。残業代はつかない、常に人手は足りない、アルバイトが多いので面接から教育までが大変で、人の入れ替わりも激しいといった特徴がありました。朝は9時に出社して、一日中走り回りながら接客して毎日終電で帰るのですが、帰りながらレポートを作成して家に着くと布団に入る前に意識を失うといった感じでした。何度も駅を寝過ごしてタクシーを使ってしまうこともありましたが、会社には請求出来ませんでした。
この3社目もそんなに長続きはしませんでしたが、入社から4ヶ月ほどで店長を任せてもらい、売上の低迷していた店舗を100店舗以上ある中から上位10店舗以内に引き上げることができました。激務でしたが、販促POPなどは本部から与えられたものではなく自分で時間を作って制作しました。(会社のことを思えば、あんまり良くない行動だったと思います)ディスプレイは得意でしたので、そこにこだわりたかったからです。そのPOPやディスプレイの評判が良く、マネージャーに関西エリアの全店舗分を用意して欲しいと言われました。初めは褒めてもらえることが嬉しくてやってきましたが、普段の店長業務との兼ね合いで手が回らず、次第にマネージャーからの過剰な要請が重荷になりました。それでも必死で働いていると、社長の奥様である副社長に働きぶりを気に入っていただけて他店に応援に駆り出してもらえるようにもなりました。
最終的には一年程度で辞めることになりました。心身ともに限界だったこともありますが、その主な理由は激務ではなくK氏です。当時お付き合いしていたK氏は私が上司であるマネージャーとデキてしまうのではないかと疑い、何度もモールに来ては監視してきました。年末年始も休みが無かったのですが、夜中まで働くことを浮気と疑われ、モールが閉まった後も裏口から従業員でも無いのに侵入してきたこともありました。ただでさえ激務なのに、K氏の過剰な干渉に疲れ果てて辞めました。辞める時は他のスタッフの子達が皆んな泣いてくれました。「店長が辞めるなら私たちも辞めます」短い期間ではありましたが、売り上げを伸ばせたことでやりがいを感じてくれたようで、最後にこんな、ドラマみたいなことを言ってくれたのは嬉しかったです(笑)
3社を通じて色んな経験をさせていただきましたが、どの経験も自分で会社を経営することになってからはとても役立ちました。もちろん、もう少しこうだったらいいのにと思うことも沢山ありましたが、得られたことの方が大きく、短い間でもお世話になれたことにとても感謝しています。
会社は無数にある
雇用される側としての経験は社員の皆んなほど長いわけではありませんが、それなりに色々経験してきた中で思うのは、働く環境や具体的な内容、人間関係などは入社してみないと分からないですし、入ってから合わないと思えば辞めれば良いだけの話だということです。また、どんなに理不尽だと思っても、他にも同じ条件で働いている人がいる限りは何かがあるはずだと思うんですよね。そこに辿り着くまで必死になってみて、初めて見えてくるものもあるということです。入社したばかりで見えていなかったものに辿り着くまでやってみるのか、さっさと辞めて他を探すのかも全て自分に与えられた選択権です。誰も強制なんてしませんし出来ません。自由なんです。
私は自分の社員としての経験を踏まえても、今回のK氏からの嫌がらせに全力で騙されて会社を裏切った社員達に対して、どうしても腑に落ちないことがあります。それは何故、辞めるにしても続けるにしても、他人の様子ばかりを伺うのかということです。人は様々な形で人と関わり合いながら成長していきますが、決断はいつも1人です。生まれる時も死ぬ時も1人です。自分だけの道です。孤独で当たり前です。面接に来た時も皆んな1人でした。それなのに、なぜ?
もう一つ。
騙されていたことを知り、無実であった私達の会社に多大なる損害を与えてしまったことが分かっても、今度はその過ちを無かったことにしたいがために詐欺師に加担し続ける人達がいることにも驚愕しています。それは主に社内でK氏と内通し続ける社員達や取引先の人たちです。人に迷惑をかけたら普通、謝罪しませんか?自分の悪事を無かったことにして権利だけを主張するのは人として最悪だと思うのですが、その最悪な人がこんなにも周囲に多かったのかと驚かされる毎日です。取引先の中には、足繁くK氏の乗っ取り飲み会に参加していたにも関わらず、私がいざ取引を停止して全ての商品を店舗から撤収したことを知ると在庫を引き取れと上から目線で訴えてきました。自分のしたことは棚に上げて、自分の都合だけを必死で押し付けてくる様子に吐き気がしました。
謝れよ。
よく、国外では謝罪は罪を認めることになるからしてはいけない、隙を見せてはいけないと言いますよね。一度でも謝ったら訴えられる可能性があるとか何とか。そういう西洋かぶれしている人たちがいかに増えたかということなんじゃ無いかと思います。
ここまで共に働いてきた中で相互に助け合ってきたことを思えば、許し合うことも出来るはずなのですが、そのような考えは毛頭ないということです。
自己価値誤認と被害者意識
今回、私がこのK氏による乗っ取り計画の被害を受けたことで感じたことがもう一つあります。それは、自己価値を誤認している人、被害者への憧れが無意識に強い人があまりにも多いということです。
ー自分にはもっと〇〇してもらえる価値があるのではないか。
ー自分はこんなところでこんなことをするために生まれてきたのではない。
ーどうしてもっと〇〇してくれないのだろう。恵まれない自分が可哀想だ。
ー〇〇さんは私と変わらないレベルなのに、評価されすぎている。
ー給与が〇〇さんより低いのは不平等だ。自分だけ評価されず、自分は可哀想な人間である。
こういった、ナルシシスティカルな自己認識と、強すぎる被害者意識や被害者であることへの無意識下での憧れが今の一部の若い人を中心に蔓延っていて、素直に前向きに自己研鑽することを阻んでいるのではないかと思います。こういった思考は社会人経験の浅い人を中心に見られがちですが、弊社においては年数を経た社員の中にも見受けられました。
このような特徴が顕著な社員達は見事にK氏の嘘によって騙されました。
「あなたはもっと貰えるはずだ。こんな待遇で働かされているのは可哀想だ」
この言葉は彼らにダイレクトにブッ刺さりました。
雇用契約書を交わして条件面に納得して働いているにも関わらず、もともと意識下では他人を見下しながら自分の価値を見誤ってきたところに、願ったり叶ったりの夢のようなご褒美ワードがぶら下げられたのですから当然です。
自分が実は被害者であり搾取されてきた存在であったことのお墨付きを頂戴し、自分の価値を相場以上に高く評価してくれたことで増長し、彼らは喜び勇んでK氏の画策に群がっていきました。被害者でいたい人は、いつでも何でも人のせいにしたいのです。「やっぱりこいつらが悪かったんだ」と主張したいのです。しかし、それまでに転職を考えたのかというとそういうわけではありません。あくまでも「やってもらうこと」が大切なようで、自分では何の努力もするつもりはないということです。
これは昨今の働き方改革などで、雇用される側の権利が異常なまでにクローズアップされてきたことも、こういった社員達を生み出した一因だと考えています。そもそも、働くことを通じで何を実現したいのかが大切であって、人よりも得をしているのか損をしているのか、コンプライアンスが遵守されているのかどうなのか、そのような枠組みの話ばかりに終始してしまったがために本来の「働く」ということの中身や本質を見失わされてしまったのだと思います。評論家のような社員ばかりが増えてしまい、自分のことは棚に上げて全力で上司や会社の愚痴をあちこちでこぼす、書き込む。こういった現象は私達の会社のみならず、多くの企業が直面してきた課題なのではないでしょうか。雇われる側がいつまでもお客様気分ではサービスは成長しません。権利を主張するのもある程度なら良いのですが、そこに留まらず一歩踏み込んで会社側に立って組織運営を考えられるような人材育成を、個人の素養に任せるのではなく積極的に行っていくことが私たちにとっての今後の課題だと感じました。
私の夢
今回のK氏からの乗っ取り計画の中で経験してきた数々の裏切りを経て、私の夢は潰えました。
これまで私の夢は、事業規模を少しずつでもいいから拡大し、多くのお客様にこのお店があって本当に良かったと心から感じていただける商品やサービスを日本全国に展開することでした。ゆくゆくはおおよそ30店舗を関東、関西、九州エリアを中心に展開したいと考えていました。そのつもりで、いつの日か社員数が膨れ上がっても大丈夫なように、大阪の本社も広い敷地に、今の私たちには勿体無いくらいのスペースを使って建設しました。

