裏切りの報酬
前回までのブログで競合他社の社長であったK氏による酷い嫌がらせを受け続けてきたお話を掲載させていただきました。まだご覧になっていない方は2回前のブログからご覧ください。
私たちがK氏からの無数の嫌がらせ攻撃に必死で対応している頃、同時進行でK氏は私たちの会社を乗っ取るための計画を水面下で進行し始めていました。K氏が乗っ取り計画を企てたのには理由がありました。K氏は私たちの真似をして新社屋の建設に乗り出したのですが、予算を投じすぎて運用資金が焦げ付いてしまい、自分が経営してきた会社をM&Aによって手放すハメになりました。
売り先はファンドであったため、会社の転売が予想されました。ファンドが経営権を握っている間は雇われ社長としてこれまで通り君臨できたとしても、その先は分かりません。売却の条件次第ではこれまで築き上げてきたECサイトの継続すら危ぶまれる可能性がありました。
そこでK氏は、私たちの会社を乗っ取り、転売される際に新しいオーナーに対して自分が築いてきた会社を子会社として残してもらうことを交渉するための交渉材料に出来れば、店を手放さなくて済むかもしれないと考えました。私たちの会社を乗っ取ることで売り上げを一気に上げて、子会社として残す価値のある会社だと思ってもらえる規模にまで拡大したかったようです。何としても私たちの会社を乗っ取ると決めたK氏は、2023年頃から妹の自宅の隣の部屋に住む男性(以下山ピー)と商工会などを通じて繋がり、さらに私たちの会社の大阪にある実店舗の店長だった社員で、その後K氏の愛人となる女性(以下愛人)を金で引き抜いたところから今回の乗っ取り計画をスタートしました。
K氏の計画
ここで重要なのが、いかにして会社を乗っ取るかということです。会社は株で成り立っていますから株を所有している人がオーナーです。株は私たち家族が100%保有しており、乗っ取るなんてそんな簡単に出来ることではありません。しかし、K氏は私たちの会社の中身(社員、システム、取引先、商品)を掌握して自分の元に囲い込むことができれば、実質上の乗っ取りが成立すると考えたようです。
具体的にはまず、私たちに関する醜聞を撒き散らし始めました。私たちが家族経営であることをいいことに、会社のお金を横領、着服するなどの汚職を行っていること。さらには、社内で役員達によるパワハラで社員達が非常に苦しい思いを味わっていること。その横暴な振る舞いのせいで多くの社員が会社を辞めることとなり、辞めた社員をK氏が哀れんで囲い込んでいることなどをでっちあげ、社員や、すでに弊社を退職しているOB社員、さらには弊社の取引先にまでその虚偽の情報を徹底的に刷り込むことで周囲の人を離れさせるように仕向けました。
初めに引き抜かれた愛人は、本社の経理を担当していた女性(以下、嘘つき女)を勧誘しました。その嘘つき女はK氏に同行して弊社の取引先を行脚し、私たちの会社が汚職にまみれ、経営も悪化していて今にも倒産寸前であるという虚偽の情報や、私や妹のパワハラにより社員が大量に離職して行き場を失っており、哀れに思ったK氏がそのOB社員を匿っていることなどの虚偽の情報を吹聴しました。
しかし、嘘つき女は経理を担当してはおりましたが、あくまでも子会社の経理補助であったに過ぎず、親会社の財務状況も経営状況などについても知ることができる立場にはありませんでした。しかし、「経理を担当している女性の証言」ということに信憑性を感じた取引先は、私たちの会社が倒産寸前であるという偽情報をいとも簡単に信じたようです。
さらに嘘つき女と愛人による社内での工作活動は続き、2025年に入った頃からは、本格的に弊社の社員に向けて乗っ取りを遂行するための集会が頻繁に開かれるようになりました。その集会は、K氏から多額の金銭を受け取り、乗っ取りに加担することになった愛人と嘘つき女が社員を洗脳するために開催しました。
過去に辞めたOBの退職理由を、パワハラやモラハラなどの嫌がらせ行為であることを印象付けたり、私たちが会社のお金を着服しているなどの不正行為に関する虚偽の情報も共有しました。さらに、K氏が実は元々は私たちの会社のオーナーであり、創業者であったこと、さらには創業期に私たち家族に追い出された過去があるという捏造された悲惨なストーリーを語り、同情を集めたようです。そのようにして私たち家族がまるで悪魔の化身のような存在であることを印象付けた上で、さらにこのように付け加えました。
K氏は、そんな会社で働く現役社員や、不遇な待遇であったOB社員を痛ましく哀れに感じており、K氏が会社を取り戻したあかつきには、遥かに良い待遇と条件で雇用されることを約束するので、協力して欲しいと。
裏切りの始まり
このようにして、社員達の裏切りが始まりました。
私たちに何をされたわけでも無い、普通に働いてきた社員達が私たち役員に対して異常なまでの敵意を抱えながら業務に取り組むようになりました。
6月には大阪の実店舗の店長がK氏によって毒されていることが判明し、彼女を本社勤務に異動させましたが時すでに遅く、愛人によってすでに勧誘されてK氏側についていた社員達およそ20名が、ボーナス支給後に徒党を組んで辞めていきました。
また、残っていた制作部門の社員達も、8月には大量に離職してしまい、制作部門に残されたのはわずかに2名のみとなりました。
この頃、私たちは守護霊様(SPと呼んでいます)の導きにより、社員に向けて有事に備えて欲しいと伝えていました。特に、身近にいる制作部門のスタッフには特別に時間を設けて世界的な危機について説明してきました。そのことが負担になってしまったのかなと、反省して自己嫌悪するようになりました。周りにいた社員達にも、私たちのせいで皆んなが辞めてしまったと思っていたようで、どう責任を取るつもりなのかと詰られることもありました。そんな最中にもK氏からの嫌がらせクレームは続き、私と妹は心身共にボロボロになりました。
さらにその頃から、私たちのパワハラや汚職などによって大量に離職が進行しており、会社が崩壊寸前であるとの情報をK氏から得た取引先が、入れ替わり立ち替わり会社の様子を伺いに来るようになりました。
しかも、普段はトイレを借りない企業がこぞって事務所内にあるトイレを貸して欲しいと頼んできてはトイレに行くふりをして社内の様子を盗み見ていくのです。こうして私たちの横暴によって会社が倒産の危機であるという捏造されたストーリーは瞬く間に業界中の噂になりました。
乗っ取り計画の全貌が明らかになったのは12月のことでした。辞めずに残った社員の中でK氏と内通している社員がK氏に煽動されて、ストライキを起こそうとしていました。直前にSPのお知らせによりストライキが起こされようとしていることに気づいたのですが、その時にようやく全てが繋がって全容が理解できました。
全貌が明らかになった日の帰り道。
車の中で涙が止まりませんでした。何より悲しかったのは、信頼して来た社員や取引先がいとも簡単にK氏に騙されて私たちを潰そうと団結していたことです。
誰も私たちを信じて庇ってくれるような人はいなかったのかと。これまで皆んなのために会社を良くしたいと身をすり減らしながら頑張ってきたのに。
15年の間経営してきて、社員に対しても家族のように大切に接してしてきたのに。どうしてこんな目に遭わされなければならないのか。
悔しさ、寂しさ、悲しみ、苦しさ、怒り、虚しさ。
ありとあらゆる負の感情に支配されて、死んでしまいたくなりました。
「もう、いいよ。会社畳んで田舎で暮らしたらいいんちゃう?」
ひとしきり絶望に浸った後は虚無感しか残らず、自暴自棄になっていた私は妹とそんな話をしていました。今この世の中に私より辛い人、いるのかな。
世界一惨めで孤独になった気になっていた時、SPになだめられました。
「お前達はこの日のために力を蓄えて来たんやで。今諦めたら来世も同じこと繰り返すんやで?いいの?しかも、こんなにも先祖がこぞって守ってるのに悲しむ必要なんで無いんやで?ちゃんと別角度からも見て?ハッピーやろ?」
とか言うんですよ。
こっちは死にそうなくらいに絶望してるのに。
でも確かに、この状況になっても残ってくれてる社員もいるよな。とは思いました。特に、もともと運営統括責任者だった女性社員は、こんな状況なのにいつも私たちのことを気遣ってくれて、出来ることなら何でもやりますと、励ましてくれました。
8月、制作部門に人が足りなくなったので無理を承知でお願いし、制作部門の一員として業務を手伝って欲しいと彼女に一から仕事を覚えてもらいましたが、さわりだけ教えたら勝手に自力で勉強して成長できるような逞しい子です。もっと早く、未経験でもそばに置いて色々もっと一緒に経験させてあげたかったなと後悔するくらい自分で状況を判断してテキパキと良い動きをしてくれています。さらには、これまでは勤務時間の違いから役職を任せることはなかったベテランの準社員の女性2名も、今回の危機的状況を受けてチーフの役職をお願いしたのですが、出来るだけのことはやりますと、リーダーシップを発揮して力になってくれました。
「ちゃんとお前達の悲しみや苦しみは報われる日が来るから。大切な人を守るためにも頑張るんやで。ここからが勝負やからな」
SPに励まされながら、私は妹に遅れてXアカウントを開設し、K氏に対する攻撃を開始しました。妹のXアカウントはあらかじめ妹のスピリチュアルな思考が異常であることを知らしめるために、K氏が取引先にシェアしていたので取引先も閲覧しているようでした。
それからは地獄の毎日でした。
K氏は取引先に対して、弊社との取引を停止してK氏側に絞るように迫るために現役社員やOB社員から虚偽の証言を発表させて同意書にサインさせるための、通称「乗っ取り飲み会」を開催するようになりました。
K氏側の嘘に騙され、はじめは何十社という企業が集められていました。ここからはずっと妹の出番でした。飲み会で何が行われているのか、K氏はどのような嘘をついているのか、カードリーディングでリアルタイムで暴露するということを続けました。
初めはぶら下げられたご褒美話に目の色が変わっていた取引先も、徐々に何かがおかしいと気づき始め、ほとんどの企業がK氏から去りました。
乗っ取り飲み会が開始されてから、もう半年以上が経ちました。現在では毎日のように飲み会は開催されておりますが、ほとんどの企業が去り、未だに欲に目が絡む企業は10社程度残ってはいますが、その企業に対しては弊社側から取引を停止しました。K氏側について去っていったOB達もようやく目を覚ましつつあります。
ここまでに至るにはXでの投稿だけでなく、残った社員達がK氏の飲み会の実態を暴こうと、危険を省みずに潜入してくれたり、何度も通い続ける取引先に対して飲み会に乗り込んで苦言を呈してくれたりしたことが大きかったです。
弊社の中では数少ない男性社員が中心となり、業務が滞らないように手分けをし、K氏に騙されたふりをしながらK氏側に潜入して情報を集めてくれました。
裏切りの報酬
私たちは確かに多くの人に裏切られました。K氏に金をちらつかされて、社員や取引先だけでなく、数少ない親戚にまで裏切られました。でも、今あらためてよくよく考えてみると、私たちほど恵まれてる人っていないんじゃないかなって思うんですよね。世界で1番惨めだと思っていた私たちが、です。
だって、大多数の人が目も眩むような美味しい話と私たちが悪魔であることを吹き込まれて一目散に散っていったのに、私たちの元にはまだ会社を何とか回せるほどの人達が残ってくれていて、しかも私たちや仲間、会社組織を助けるために必死で動いてくれているんですよ。親戚すら私たちを裏切るような、K氏による巧妙な嘘や策略を経験してもなお、残ってくれて戦ってくれているんです。
もし私が従業員で、社長が不正をしていると聞かされて、さらに美味しい話で誘惑されたらどうかなって考えると、その社長さんの人間性にもよるとは思いますが、きっと心は揺れましたよね。会社に残って会社を守ろうって初めから疑いもなく思えたかどうか、正直なところ分からないです。
そう考えると、一時的に私たちを疑っていたとしても、モヤつきながらも真実を追求して答えに辿り着き、さらに自分の正義を貫こうと心に決めて戦ってくれた社員の存在はかけがえのない宝物のように思います。
SPが、私たちが絶望の淵にいた時に何度もくれた言葉があります。全て、お前達のために起きていることだよ。純粋なものだけが最後に残るんだよ。
その言葉を今なら素直に受け入れられます。
誰かが去ることは悲しみではない。
自分とは合わない人をいくらそばに置いていても自分のためにも相手のためにもならない。
損得勘定のつながりは本物の絆ではない。
最後に残った純粋な心だけが、私たちの宝物。
これが、私が経験して得た裏切りの報酬です。
次回もご覧ください