伊東レースその2 タイムリミットとの勝負 | す~でらトーク

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豪華帆船 SUPER DELUXE号のキャプテンが、海や街を航海するおはなし。                  写真は的矢湾

6/23 8:00

伊東→城ケ島を目指してのレースに参加

velasis 伊東レース 2019

 

今回はあらかじめ微風と予報されていたため

全艇がNOゴールも考えられるために

初島沖にウエザーマークが設けられ

全艇がDNFの場合には

初島沖までの順位を考慮する 

そんな特別ルールが設定された。

ただし、

1艇でも本来のコースでフィニッシュすれば

レースは成立する

 

 

スタート

 

予報通り 風は無い。

こんな時はスタートの事前チェックが物を言う

レース海域の風の様子を

よーく見て来る事が肝心ですよね

我々は上の図にある黄色のエリアのみ

風があると判断した。

特に西側は このラインを外れると

無風であったので立ち入り禁止区域として

組み立てた。

 

いざ START

 

計画通りの位置でスタート

ベターザンモースト艇がほぼ同時に出た。

ベター艇の方が軽いためスルスルと前へ出る

我々は 右海面をキープ

ベター艇は左海面へ

突然 風が後ろに回りスピンアップ!

しかし、わずかな時間だけであった。

 

初島に近い位置では

海面に多くのゴミが固まって浮いており

ほう?ここは潮目じゃな。。と読み

あくまでも仮説ですが ゴミ溜まりをよけて

右海面に出た

すると、潮もあり スルスルと走りだす

そこにわずかな風を感じたので

3人で集中して

前から息を吸い 後ろに吐く

手のひらは空気をパドルのようにかく

これで推力が出来て

あっという間にマークをトップ回航

ベター艇はまだ動かない

すると3番手の押木ブラザース艇が同じコースで

接近、2番手回航

つづいてベター艇の順

ただ、ここまで多くの艇が3時間くらい要したため

帰港出来ないと判断をして

リタイヤが増えた

 

そんな中

押木ブラザース&ブルース西さん達の

ヨットだけがやる気まんまんでしたので

我々も 応戦することに決定

 

初島から1時間後には風も吹き出し

お昼頃には9.8Mまで風も強くなりハードなコンディション化する

押木ブラザース艇はジブ交換も2回~3回して

モチベーションは切れていない

とんでもないおじさん達

 いや

恐らく70歳に近いはず

驚きの体力である。

 

 

2艇は結構接近したり 離れたりを繰り返し

相模湾の中央まではマジなマッチレースでした。

 

南西ブイあたりで14:00くらいでしたので

これならフィニッシュできるな!

と思っていましたが

そんなに上手くは行かず

 

風が次第に落ちはじめ

4M~4,5M

艇速は3~4ノット

それに向かい潮ときた(恐らく1.5ノットくらいの潮流)

それもね、フィニッシュ地点が真向かいの位置

 

くっそーフィニッシュしてやると

すでに

スタートから8時間は経過して

タイムリミットの16:00となってしまった。

 

意地でフィニッシュラインを斬りましたが

40分経過してました。

 

レース結果

成績ですが

 おかげさまで優勝

ファーストホーム賞のW受賞

喜びのTオーナーと

VELASISマリーナのマドンナ

複賞には

三大和牛のお肉

 

2位は

押木ブラザース&ブルース西さん達の

セリオラでした

恐るべしアウトローでした。

 

タイムリミットには間に合いませんでしたが

久々に丸一日

食事もバナナ1本だけの

非常に充実した一日でした。

 

押木ブラザース&ブルース西さん達には

ほんと感謝と尊敬で

今もまだ 感動しております。

 

 

=完=