小平の得意先の帰り道で
発見した
素敵なお店
「樹」。。。たつきと読む
お寿司屋さんと思い
お邪魔しましたが
店の造りが中央の大将を
カウンターで囲むまるでバーの
ような設計
そこに初老の紳士や
マダムというかこれまた
見た感じ相当なお家の奥様
が一人、また一人と訪れる
そして、必ず
「大将！ 今日の楽しいお酒は何？」
なんて暗号のような会話が。
どうやら
「純米酒」にこだわった
日本酒好き達が
集うおみせのようだ
そうか
ならいただこう～
「今日はササニシキで作った
純米酒があります」と
白く濁りがあるのが特徴
「味」
純米酒の持つ
いい香りと口当たりの良い
中に米の甘さを感じる
まるでワインのよう
そうすると
隣のお客様も
同じ物を飲みだす
その隣も
そしてこのお酒の話から始まり
日本史や
世界の風物詩まで
飛び出す
ちょうど大将を囲むように。
私など常連ではないのだけれど
もう、お隣や向かい側の
皆さまから話題が降ってくる
それを大将が
上手にさばく
しかも、紳士的なトーク
下ネタなど無い
ひじょうに心地よい
時を感じる
お客様の知識や経験が
豊富なことに
また驚く
単なる呑兵衛は
いない
次からつぎへと
日本酒が呑まれてゆく
そこに
小ぶりの
美しいお寿司が出る
こんなお寿司屋さんは
初めてだ
とにかく新しい趣向で
会話も楽しい
日本酒は素晴らしい
（数日でいろんな地方のお酒に
入れ替わるらしい）
高級な寿司店では
おしゃべりも気にしちゃって
小声になりますが
ココはお客様同士が
すぐ仲良くなって
おもしろい
またぜひ来たいお店でした。
調布・布田
「樹」