先日ディスクグラインダーのスピードコントロールに使用するため秋月電子通商で購入したキットトライアック万能調光器キット(40Aタイプ)を仮完成させ、動作確認まで行いました。

 さて、ちょっと悩んだのがトライアックの冷却用のヒートシンク。

一応取説には放熱板大きさの目安が書いてありますが、単純なアルミ板での条件なのでヒートシンクを使用する場合の選定は自分で考える必要がありました。

大昔に仕事でちょっとだけ絡んだ放熱設計の記憶を辿りつつ、ネットの情報を参考に何とか算出したヒートシンクの熱抵抗は約1K/W(フルパワー時)。

いやいやいやいやいや、調べてみると熱抵抗が1K/Wのヒートシンクなんて、かなりでかくなるため全くもって実用的ではありません。そもそも計算自体も合っているのか不明だし。

しかし考えてみれば、フルパワー近辺で使うのなら別にスピードコントローラーを使わなければ良いだけですし、説明書にも「そういう場合はトライアックをバイパスするスイッチを付けれ」と記載されてます。



だんだん面倒になってきたので、手持ちのヒートシンクからよさげなものを取り付けて後はお得意の「様子見」ということにしました。

放熱不足が問題になるようなら、また考えます。

ケースは我が家のマウンテンサイクル(台所)から発掘した、使っていない樹脂容器を使用。


トライアックのタブには放熱用のシリコングラスを塗布。


ケース内側からヒートシンクに固定しました。

固定用のネジはM3プラネジが付属してきましたが、このトライアックのタブは絶縁タイプなので金属ネジでも支障はなさそうですね。


完成の図。

イン側のコンセントプラグは3Pしかなかったので、アースのピンはもぎ取ってます(笑)

今日早速ディスクグラインダーでアルミ部品のバリ取りに使ってみましたがいい感じです。

せっかく作ったのでドンドン使わないと!