三沢基地航空祭で初めて見た機体で一番インパクトがあったのはこちら。

 

RQ-4グローバルホーク、無人偵察機です。

朝の航空祭スタート直後に離陸して行きました。

飛ぶところを見るのも当然初めてでしたので、これは興味深かったです。

国内で初の一般公開デモ飛行だったとか。

地上展示されてる機体もあったので近くでじっくり見る事ができましたが、まずデカいです。

幅は40m、全長は15mくらいあります。

そしてやはり人間が乗ることを想定してないからでしょうか、見慣れた普通の航空機とは異質な雰囲気です。キャノピーもありませんし、背中にエンジンがあるレイアウトも人間の脱出を考慮する必要がないからだそうです。

黒っぽい機体色もあって、なんとなく小説「戦闘妖精雪風」の世界を連想しました。

グローバルホークは非武装の偵察機ですが、プレデターの様な武装型の無人機なら怖くて前に立つのは躊躇するでしょうね。

ちなみに後続時間は36時間、航続距離は約2万キロ。単純計算ならブラジルに行けますね(笑)

 

さて、朝に離陸して行ったグローバルホークですが、航空祭の終わる頃にまたどこからか戻ってきて着陸。そのままエプロンに戻ってくるのかと思ったら一旦滑走路上で停止。

その後フォローミーカー(航空機をエスコートする車)が随伴して移動開始したと思ったらまたタクシーウェイで停止。何人かのスタッフが何かの作業をした後、そのままエンジンを停止してました。その後は帰路に着いたので見てませんが、格納庫までは牽引して戻す運用なんでしょうかね?

実戦ではドローンが猛威を振るっている昨今、今後はさらに無人機の活動範囲も広がって行く方向でしょう。

やはり実物を目の当たりにすると、SFに現実が追い付いている、時代を感じますね...