この間、山に登った時のこと。

9時頃に登頂予定のつもりが、家を出る時間やら、登るペースやらが早かったせいで8時過ぎには頂上に到着。

登山だけなら早めに登頂しても何の問題もないのですが、この日はアマチュア無線もやる予定だったのでちょっと困りました。

私が今やってるアマチュア無線の遊びかたのひとつである「SOTA」は、登山して頂上で4局以上と交信するのが条件なのですが、問題は「その日のうちに」という条件がついていること。

この、その日のうちというのは現地時間(JST)ではなく世界時(UTC)なんですね。

でもって、世界時の0時は日本時間の0900。

という事は、今すぐに準備を始めて何とか9時までに4局交信するか、9時まで待ってから交信を始めるか、どちらかを選択しなければなりません。9時までに4局交信出来なければ、結局9時から仕切り直しになってしまうので、どうしようかと思いましたが暑いし虫はいるし天気は下り坂の予報なので、できればなるべく早く切り上げて下山したいところ。

腹を括って大急ぎで機材の設営を開始して交信開始。幸いにもコンディションは良く、日本各地からコールを頂き10局以上交信。

呼び出しが途切れたところで終了とさせて頂きました。

 今回のようなケースに限らず、HF帯(短波)での運用を始めると世界中が交信の対象となるため、否応なしに世界時と地方時の関係を意識するようになります。

相手のいる場所が平日の早朝だったりすれば、当然無線やってる人も少ない訳ですし、電波の伝搬状況も変わってきます。

初めの頃は日本時間と世界時の換算がなかなか反射的に出来なかったんですが、最近ようやくスッと出てくるようになりましたね(笑)

間接的にですが、地球は丸いというのが実感できる趣味ですね。