先日致命的な腐食が発見されたGS125Eのスイングアーム。

 

部品が届いたので早速交換です。

まずはスイングアームを取り外します。
リンクサスと違ってツインショックはバラすのも組むのも楽なもんです。
さて、外したスイングアームですが...
上から見えない下側は、大きくクラックが入って、もはや分解寸前!!。危ねぇ...
元々薄い鋼板でできているので、i一旦腐食が始まるともうダメですね。
こんな状態で走りには問題がなかったのかというとそんな事はなくて、走ってるとリアタイヤが横にスライドしたような感覚があったり、ゆるいコーナーで突然ラインが膨らんで焦ったりなんていう症状が出てました。
先日スイングアームの腐食に気づいたのもそんな事があったのでいつもより注意深くバイクを観察していたからでした。
 
とりあえず再利用するカラーやブッシュなんかを洗浄。こちらは腐食等もなく問題なし。
トルクロッドは所々塗装が浮いていたので、グラインダーで磨いてチェックしましたが、こちらも深い腐食はなく、この後再塗装して取り付けました。
今回腐食した部分は密閉されておらず、上から入った水は下から抜ける構造になってましたが、そのままだとまた同じことになるのは目に見えているので内部に錆止めのコーティングを吹き込んでおきました。
使ったのは鎧コート。
以前エブリイを買った時にこれで下回りの錆止めコーティングをしてもらったんですが、これがなかなか優秀で5年目に入ってもほとんど錆も出てません。実は仙台は全国でも相当に融雪剤の使用が多くて、雪国よりもかえって車には過酷だったりするんですよ。そんなわけで、補修用に缶タイプを購入してあったのでこれを流用。
まあこのバイクはもう融雪剤が撒いてあるコンディションでは走らせません!!
 
 
そうそうバラすところではないので、ついでにクリーニングとグリスアップしながら組み上げ完了。
スイングアームだけピカピカで浮いてる(笑)
この後試走してみましたが、異常な動きは解消しており、めでたしめでたしという事で。
流石に30年もののバイクだとメンテというよりレストアみたいな作業になってくるなあ。
部品高かったけど、まだ在庫があるだけましか....