だいぶ暖かくなってきたので、以前から細々と進めているGS125Eの化粧直しを本格始動です。
今回はガソリンタンク編。
今付いているタンクは、昔盗難に遭った際にべっこりへこまされモノです。
これまではそのまま乗っていましたが、見るたびに怒りと悲しみがこみあげてくるので、意を決してこれを交換します。折よくオクで安い中古品を見つけたのでこれをゲット。
人気車ではないので競争相手がいないのが助かります(笑)
さて、届いたタンクのチェックですが、ぱっと見内部の状態は良好...
に見えますが、反対側のガソリンコック側から覗くと、上面が錆び錆びです。
とはいえこれは想定内。長期間乗らないでいたバイクではよくあることです。
こういう事が起きるメカニズムはこんな感じ。
ガソリンに浸かっていない部分が空気に触れて錆びちゃうんですね。
「乗らないバイクは満タンにしとけ」ってのはこういう事なんですが、満タンにしてもわずかに空間ができてしまうので、完全には防げません。たまには動かしてやるのが一番なんですけどね。
さて、対処法ですが定番のこれ花咲かG タンク・クリーナー」。錆びの部分を溶解して除去することができます。
(なんか、おが屑とか積もってて汚い!)
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今まで何度か使ったことがあり、信頼できる商品ですので早速購入...と思ったら、ガレージの棚に1/4くらい残ったのがありました。(何年前のなんだ?)
本来はこれを希釈したものでタンクを満タンにして放置、という使い方をするのですが、今回はそれほどひどい錆びではないことに加え、主にタンク上面がターゲットなので、タンクを裏返しに置けば少ない量でも行けると判断。
ちなみにタンク内部が錆びてて何が困るかというと、錆の粉末が燃料系に入り込んで、キャブやらインジェクションに詰まりなんかを起こすんですね。
経験上フィルターがあっても微細な粒子は通っちゃうので、根本的な解決には元から断たなきゃダメです。
ということで作業開始。
アルミテープでコック側の開口部をふさいで、約50度のお湯で10倍(約1L)に希釈した薬液を注入。
タンクキャップ側も塞いで、裏返しにしてしばらく放置...とおもったら、テープの隙間からじわじわと漏れてきます。あわてて元に戻し、再度テープを張りなおしましたが、イマイチ不安が残ります。お湯なんで、内圧も一時的に高くなるんですよね。
どうしようかと思いましたが、ここで閃きが!
タンクキャップの部分は図のように内側にパイプ状に突き出しているので、そもそも液の量は少ないので、そうっと裏返してやれば大丈夫なのでは?
大丈夫でした(笑)
その後、時々タンクの傾きを変えて内部に満遍なく液が行き渡るようにしながら約8時間。
まあ大体錆は取れましたかね。
ちゃんと液を満タンにしてやれば完璧にきれいにできるのですが、残り物でやったにしては上出来でしょう。このくらいの錆ならば、あまり問題にはならないと判断。
この後、液を排出し内部を水道水で一度洗浄して錆くずなどを排出。
最後に綺麗な花咲かG液でリンスしてやれば作業終了、あとは放置して乾かすだけです。
一応錆を除去した後は錆びない被膜が形成されるらしいのですが、あまり強固なものではないようなので早めにガソリン入れてやらねば。
ちなみに液は使い捨てじゃなくて、再利用できるので取っておきます。
それにしても...液体を使うので外で作業してましたが、風が強くて寒くて風邪ひきそうでした...