スーパーカブ110を買うときに一緒につけてもらった純正ウインドスクリーン。

これがもう防風性能が本当に良くて感激!

やはり体にあたる風は、バイクに乗ってる時の疲労のかなりの割合を

占めているというのを再確認。

ちょっと肌寒い時でもウインドブレーカー一枚分違うと聞いたのは

大げさではありませんでした。

そういえば昔乗っていたFJ1200Aの大型スクリーンも素晴らしかったなあ。

その代わり股下の巨大火鉢の熱は半端なかったですが...

 

さていいことづくめの様に見えるウインドスクリーンですが弱点があります。

それは雨の日

体に雨が当たらないのは良いのですが、前が見えない

スクリーンに雨粒が付くと、途端に視界が悪くなります。

夜になったらもう最悪です。

ワイパーがついている訳じゃないですからねぇ...

一応ガラコを塗ってみたりしましたが、スクリーンの角度が立っていることもあり

風圧ではあまり雨粒が飛んでくれません。

何よりも低速走行時に手前の路面が見えにくいのがなんとも。

 

何か対策はないものかと思案した結果、ウインドスクリーンをちょっとカットして

低くしてみることにしました。

元々私は小柄なので普通に座っているとスクリーン越しに前を見ることになりますので

スクリーンを低くしてやれば雨粒の影響を受けなくなるはず。

それにより防風性能が低下する可能性はありますが、とりあえずやってみましょう!

ということで威勢よく決めた割には、まずは4センチカットすることにしました。

切りすぎると戻せませんので(汗)

使用した道具は

Pカッター

両面テープ

カッター、

紙やすり(切断面仕上げ)

鉄やすり(切断面粗削り)

両面テープはPカッターのガイドとして使います。

紙やすりは板状のものに両面テープで張り付けると使いやすいです。

(模型作ってる人はご存知かと思いますが)

ちなみにヤスリには単目(左)と複目(右)あります。

ヤスリ目を残さず綺麗に仕上げる場合は単目を使いましょう。

 

〇作業工程

まず切断したいラインの下側に沿って両面テープを張ります。

表側の裏紙はそのままにしてください。

これをガイドにしてPカッターを使います。

心配な人はテープの下側も傷防止でマスキングしておいたほうが良いです。

手が滑ったり、工具落としたら傷間違いなしですので。

 

両面テープに沿って、Pカッターで何度もけがいていきます。

力を入れずに何度も繰り返すのが失敗しないこつです。

 

多分100回くらやっていると溝が深くなり、裏側に貫通する箇所が出てきます。

こうなるとPカッターは引っかかって使えなくなるので

普通のカッターに持ち替えて、さらに何度もなぞってやると、きれいに切り離せます。

 

角と断面を、大まかに鉄やすりで整形してやり

紙やすりで仕上げます。

 

一応#240、#400、#600、#800、#1000の紙やすりで仕上げてみました。

まあまあ綺麗な断面に仕上がりました。

 

ということで完成。

所要時間は約30分でした。

 

ではさっそく試走してみましょう。

切断前とどんな変化があるでしょうか?

まず、通常の着座姿勢でスクリーンを通さず前方の路面が

見えるようになりました(当たり前ですね)。

にもかかわらず、顔への風当たりはほとんど変わりませんでした。

ヘルメットのシールドを上げた状態でも問題ないレベル。

気持ち背中を丸めれば、今まで通りスクリーンの中にすっぽり入れます。

そしておあつらえ向きに雨が降ってきました(泣)

私の目線で写真を撮ってみましたが十分に前方の路面が直視できます。

ここから4センチスクリーンが高ければ、相当視界が変わってくるのが

判ると思います。

 

ということで、スクリーンのカットは成功...のような気がする。

やはりバイクは自分の体に合わせてカスタマイズすると愛着がわいて

楽しいですね!