令和6(2024)年5月17日(金曜日)晴れ

 

 快晴で気持の良い一日でしたがいかがお過ごしでしたか?

 

 わたしはこの4月から金曜が休みなのでのんびりとした一日を過ごしました。

 

 それでね、近所に散歩に出たらとある教会の前庭に桑の木を見つけました。

 

 赤い実がなっています。

 

 葉の様子はこちら。

 

 沖縄で暮らしていた幼年時代、自宅の隣が弓道の道場で、その道場の門前に桑の木が植えられていました。

 桑の実は子供の背丈よりも高い枝になっていたので、わたしも近所の子供たちも弓道場のブロック塀にまたがり、手を伸ばして、甘くてつぶつぶした食感の桑の実を食べたことを覚えています。

 

 

 桑といえば、娘が通っていた小学校の校舎裏に桑の木が植えられていて、娘が小学3年生の授業で蚕を飼ったときにその葉を餌にしました。

 娘の蚕は繭になる前に死んでしまって・・・「眠(みん:脱皮前の蚕の休眠期間)かもしれないから」と様子を見ていたものの「もう駄目だね」となった朝、学校に行く前に泣いて泣いて大泣きして、たいへんだったなぁ。

 いまの小学生も学校で蚕の飼育をするのでしょうか?

 

小学校の桑の実はまだ熟していません。

 

小学校の桑の葉

教会の桑とは葉の形や

色ツヤが全然違います。

 

 教会の桑はおそらく山桑(ヤマグワ)、小学校の桑は真桑(マグワ)でしょうか。

 

 見分けるポイントは・・・ヤマグワの葉のほうがマグワの葉よりも不定形な切れ込みが多く細長いこと、ヤマグワの葉の鋸歯の方がマグワの葉の鋸歯よりも荒いこと、ヤマグワの実の方がマグワの実よりも小さいこと、など。

 

 その他に、ネット情報ですが熟した実に残るめしべの痕跡がヤマグワの方に目立って多いことも、両者を見分けるポイントだそうです。

 (交雑した個体が多いので正確な見分けは難しい、という説もありました。)

 

 それから!

 沖縄で食べた弓道場の桑の実は小粒でめしべの痕跡が多く残っていましたから、ヤマグワの実だと思っていました。

 しかし、今日ネットで調べたところ、沖縄・南西諸島には「島桑(シマグワ)」というヤマグワの近縁種も分布しているそうです。

 ですから、わたしが食べたのはひょっとするとシマグワだったのかもしれません。