令和6(2024)年5月12日(日曜日)晴れ、夕方小雨
母の日をいかがお過ごしでしたか?
私は神奈川の老母にカーネーションの花束を渡しました
そして引っ越しの準備作業は・・・今日はキャンディーズの大判ポスターを搬送しました。
キャンディーズ最後のシングルレコード「微笑がえし」(昭和53(1978)年2月25日発売)のジャケ写と同じ花柄のワンピースを着た三人の、B1サイズ(728×1030mm)のポスターです。
このポスターはキャンディーズ解散後もしばらくの間、秦野の家の自室の壁に貼ってあったので、かなり傷んでいます。でも、私の宝物・・・「ご本尊」です
ところで!
「微笑がえし」(作詞:阿木燿子 作曲・編曲:穂口雄右)には「お引っ越しのお祝い返しも済まないうちに」という歌詞があるのですが、今日はもう一つ「引っ越し」に関係がある、あるモノが出てきたのですよ。それはね・・・
秦野の家で古い本の整理をしていたら、私の書棚に亡父の本が一冊紛れこんでいました。
父の蔵書は全部処分したつもりだったのですが・・・
チェーホフの「櫻の園」、昭和2年7月10日発行の岩波文庫・・・もうすぐ付喪神(つくもがみ)・・・訳者は米川正夫さん。
わたしが高校時代に読んだ原卓也さん訳の「桜の園」は・・・ま、それだってじゅうぶん古いのだけれど・・・いまでもわたしの書棚に並んでいます。
ですから100年近く経ってボロボロになった「櫻の園」は処分しても惜しくはないのですが・・・そうか、考えてみれば「櫻の園」も引っ越しの話しだな、と。それならこの際読んでしまわねばな、というわけでついつい読み始めてしまって💦
「さよなら、わたしのお家! さよなら、古い生活!」(同書91頁)
とアーニャが申しておりますが、今日も引っ越しの準備は遅々として進まないのでした