固定費をけずるな
固定費というのは家賃や通信費、駐車場代など毎月の支出額が変わらないものを指します。給料は上がらないし税金は上がるしで、生活が厳しくなっていくなか、固定費をけずるということは生活防衛の大原則です。・・ですが、世の中の節約術と真逆のことを言いますが、固定費をけずらないでいたほうがよい場合もあります。人によっては、ですが。固定費を削らない方がよい人とは散財する人です。固定費を削って浮いた分は、使ってしまうタイプの人です。削った分を使うだけならプラマイゼロだと思いがちですが、そうはなりません。固定費削減に励み初めたころは、携帯を格安スマホに変えたり、電気やガスのセット割を適用するなど"派手"な手段を取れるので削減額も大きいです。毎月数万円浮くこともあります。次の段階ではもっと"地味"なものになるはずで、数千円、数百円の攻防になってきます。それでも手間としてはかかっているので、"自分へのごほうび"はしっかり貰いたいはずです。支出機会というものは、増えれば増えるほど連鎖的に支出が増えます。毎月2万円浮いたので2万円の旅行へ行った場合、決して2万円だけでは済みません。旅行先で食べたり買ったり遊んだりするはずだからです。外食も、習慣化すると新しい店を開拓したくなり、時には遠方へ出かけるようになったりして、予算は形骸化するはずです。そういう人は、いま生活に困っていない(困るとは、家計が赤字ということ)なら、無理に固定費をけずらず、本当に生活に困った時のための"バッファ"として持っておいた方がよいかも知れません。固定費を削らないことを推奨するのではなく、もっと悪くなるよりはマシ、という意見に過ぎません。一番理想なのは、固定費を削ったらすぐに積立預金などを組んでしまうべきでしょう。そうできるなら苦労はしていないのでしょうが。