政治家の甘い政策論はビジネス世界では通用しない
政策というのは、「何を、どうやって、いつまでにやり遂げる、
その結果現状のどこがどう変化する、その変化が国民の
多数の幸福に繋がる・・・」といったように一本の線になって
いないと意味がないと思います。
ビジネスの世界では「今年度の経営方針/経営目標」など
といった言葉で施策を掲げますが、上記のように一本の線に
つながっていないと「この会社はたいしたことないな/経営
者は無能だな・・・」と笑われます。
選挙時に公約を表に出すとき、「いつまでに」と「どうやるか」
を具体的に表現することは相当難があることは理解できます。
でも、既存の政党のどこもそれができないからこそ、それを
具体化して発信することができるならその政党は相当に
評価できるかもしれません。
・・・・・・・・・
◇◇になったら良いなぁ〜/所得格差をなくしたいな・・・と
いう希望的観測止まりであれば小学生にだって語れます。
「戦争が無くなったら良いと思います」「国民の所得が増える
と良いと思います」と書いて〇をもらえるのは小学生までで、
大人であればそのために何をどうするつもりなのかを積極的
にアピールする器量が必要です。
政治家/政党にもなれば、今の日本を取り巻く環境がこう
だからと現状を的確に把握したうえで、何をどうしたら平和を
維持できるのか・・・などを提案することが必要だと思います。
日本の動きによって周辺国が応手を指してくるでしょうから、
それを見越して3手先、5手先までを用意し、どう強気で臨ん
だりどこは弱気でも構わないとか、どこの国と連携をするの
かなどを説き、それを認めてもらえるかどうかを選挙等で
問うのが本来はあるべき姿のような気がします。
国政選挙の投票率が上がらないのは、みんなが談合のよう
に感情に訴える言葉だけを声高に叫ぶだけというスタイルで、
それに国民がウンザリしているから・・・というのもあると思い
ます。
表現を変えれば「どうせ自分が何をしても変わらない、
所詮はなるよ運うにしかならない」・・・と達観しているとも
言えます。
これを防ぐには、こういうまやかしの茶番劇選挙ができなく
するように誰かが突出して何かを成し遂げないと難しいの
かもしれません。
なかなかそうした人が出てこないのがじれったいですが、
今の若い世代の人たちの中から偉人が輩出されるのを
期待しています。
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