儒家/老荘の使い分け
『論語』といえば、「仁、義、礼、智」を説きながら組織の
リーダーのあり方を説いている書です。
『論語』は多くの組織リーダーに読まれていると言われます
が、それはやはり『論語』には普遍的な成功法則がいくつも
書かれているからだと思います。
一方、『老子』といえば「足るを知る」というように自然体
を重視しており、形の成功よりも心の満足を重視した教えが
記されています。
「上り坂の儒家、下り坂の老荘」という言葉があります。
人生前半のように「競争の時代」には『論語』を適用するの
がよく、「無競争の時代」になっていく人生の後半には
『老子』が合う・・・ということを指しています。
一理あると思います。
組織や人間関係や経営やリーダーシップで悩むサラリー
マンは『論語』を参考にすると良いでしょうし、退職後が見え
てくる50代になる頃には『老子』を読むと何かに気づける
かもしれません。
ビジネスの世界ではよく『論語』を取り上げることがあり
ますが、併せて『老子』もセットで取り上げておくと全体の
バランスが取れるかもしれないですね。
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